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投稿日:2025.2.17

矯正治療って本当に痛いの?20〜30代女性が知っておきたい治療の真実

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

日本人の歯列不正の割合は年々増加しており、現在では6割程度の方が歯並びや噛み合わせに異常があり、矯正治療を行う必要があります。
しかし実際に矯正治療を行っている方は約2割程度で、その中でも20~30代の方が多く受診されています。

歯並びが悪いほどコンプレックスや身体の健康に繋がるので、矯正治療を検討する方は多いと思いますが、治療へと踏み出すには誰もが勇気がいることでしょう。

理由としては「矯正装置への抵抗」「高額な治療費」の悩みもありますが、「治療中の痛み」が不安に感じている方が多くいらっしゃいます。
矯正装置は方法や種類がいくつかあるので、できるだけ患者さまの要望に応えることは可能です。

治療費に関しては平均的に100万前後はかかるので、矯正歯科医院の受診者に20~30代が多いのは、ご自身で働いて払えるようになる年齢だからでしょう。

大人になって「歯列矯正をしていたらよかった」と後悔する方は多いので、治療をできる環境であれば積極的に行ってほしいです。

しかしそのためには「治療中の痛み」について、真実を知る必要があるでしょう。
女性は特に痛みが怖いと思いますが、歯並びを整えるとお顔の印象が変化するので、治療後は喜ばれることが多いです。

イメージだけで諦めるのではなく、しっかり治療中の痛みについて理解した上で、矯正治療を検討してみてください。

矯正治療中の痛み

矯正治療中に伴う痛みには個人差がありますが、以下のような原因が考えられます。

1)歯の移動に伴う痛み

本来、歯は骨と癒着しているわけではなく、歯と骨の隙間に歯根膜というクッションのような組織が存在します。
矯正装置で歯に適度な矯正力を加えると、力を加えた方の歯根膜が圧迫され、反対側の歯根膜は伸びます。

歯根膜が圧迫された側の骨は吸収され、伸びた側の骨は新たに形成される骨の代謝を繰り返すことで、少しずつ歯が移動してきます。

そのため、矯正装置によって歯が移動する際に歯根膜に一時的に圧力や緊張がかかることが主な痛みの原因です。

2)矯正装置が粘膜や舌に当たる痛み

ワイヤー矯正の場合は、歯の表面にワイヤーやブラケットを装着するので、口腔内の粘膜に直接当たることがあります。
擦れると粘膜や舌が切れたり口内炎になってしまうので、治るまで痛みが続いてしまいます。

歯が動いてくるとワイヤーが奥歯の奥から出てくることや、緩くなったり外れる可能性もあります。
放置すると外傷の原因になるので、チクチクしたり違和感がある場合は、早めに受診しましょう。

3)歯に物が当たった時や噛んだ時に感じる痛み

矯正治療中は歯が浮いているので、特に治療開始後やワイヤー調整後はカチカチ噛むだけでも痛みが出ます。

そのため硬い物は痛みが強く、スプーンや歯ブラシなどが歯に当たると鈍痛が発症する可能性があります。
痛みは1週間程度続くので、痛みが落ち着くまでは無理せず、柔らかく食べられる物を食べましょう。

痛みを感じる期間

上記で述べたように痛みには大きく分けて3つのタイプがありますが、歯列矯正を開始する前の痛みのイメージは、歯の移動に伴う痛みでしょう。

矯正期間中痛みがずっと続くと思っている方もいると思いますが、一時的な痛みです。
装置を調整して数時間後から徐々に痛みだし、ピークは1~3日間ほど続きます。

痛みはピークを過ぎると時間の経過とともに緩和し、1週間程度で消失する方が多いです

痛みの閾値や治療の進行度によっても個人差はありますが、ほとんどの方が経験する痛みになります。
特に矯正治療の開始直後や初期の頃、抜歯窩を埋める際は歯の移動距離が多いので痛みが強く出やすいです。

しかしどんなに痛みがあっても1週間程度乗り越えると、通常通りの生活を送ることができるので、みなさん最後まで治療を終えることができます。
痛みは歯が動いている証拠なので、辛い時期もあると思いますが「綺麗になるため」とポジティブに捉えて前向きに乗り越えましょう。

矯正装置の痛みの違い

矯正装置にはワイヤー装置とマウスピース型の装置があり、両者でも痛みが異なると言われています。
ワイヤー矯正の場合は、歯に直接装置を固定して歯を動かす方向に歯を引っ張るので、痛みを感じやすいです。

一方でマウスピース型矯正は、歯の移動量を計算して作製されているマウスピースを規定の時間装着する方法です。

ワイヤー矯正と比較すると、少しずつゆっくりと歯を動かしていくので、歯周組織にストレスを減らすので痛みが感じにくい傾向にあります。
また、滑らかな材質なので装置が当たることもほとんどないので、口腔内のトラブルも軽減できます。
痛みが気になる方は初めに歯科医師に相談しましょう。

痛みがある時の対処法

矯正治療時における痛みの対処法を紹介していきます。

1)痛み止めを飲む

痛みが我慢できない場合は、市販の痛み止めを飲んでも問題ありません。
しかし一時的に痛みを和らげることには効果的ですが、長期間の服薬は治療期間が長くなってしまう恐れがあります。
そのため長期にわたっての使用はおすすめできません。

2)食べる物・食べ方を工夫する

痛みがあるから食べない、または量を減らすことは止めましょう。
お食事を工夫すると食べられる物もあると思うので、是非参考にしてみてください。

・うどんやおかゆなど柔らかい主食
・魚や煮物料理
・豆腐や卵料理
・ハンバーグなどのひき肉料理
・汁物や野菜スムージーなど水分が多いもの
・ヨーグルトやゼリー

などが挙げられます。
パンは柔らかいと思ってしまいますが、意外と噛めば噛むほど硬くなってしまうので気をつけてください。

3)栄養をたくさん摂る

矯正治療中は装置により粘膜が荒れたり、口内炎ができる環境になってしまいます。
治療が終了するまでは装置を外すことはできないので、予防や回復に効果的なビタミンB2やB6を含む物を普段から摂取するように心掛けましょう。

ビタミンB2・B6は水溶性のビタミンなので、一度に多く摂取しても27㎎以上は吸収されないので、毎日適度な量が大切です。

ビタミンB2は、レバー・乳製品・卵・納豆・アーモンド・海苔・まいたけなどに多く含まれています。
ビタミンB6は、赤身肉・レバー・鶏肉・カツオ・まぐろに多く含まれていますが、バナナ・さつまいも・玄米などにも比較的多く含まれています。

4)矯正装置を保護する

表側矯正 見た目 しゃべりにくい

ワックス

矯正装置が粘膜に当たって痛む時は、矯正用ワックスで装置を保護するして痛みを緩和させる方法があります。
矯正用ワックスの使い方は、以下の手順で行います。

1 口腔内が汚れているとワックスが装置に付かず、細菌の繁殖にも繋がるので、歯磨き・手洗いを行います。
2 歯磨きワックスを米粒程のサイズにちぎる
3 付ける部分の水分を拭い、ワックスを痛みの原因部分の装置に密着させる。
4 お食事の際には取り除き、食べ終わると再びワックスを装着します。

矯正用ワックスをもらえる歯科医院もありますが、ネットなどでも気軽に購入することができます。

まとめ

歯列矯正中の痛みや装置のトラブルは付き物です。
慣れるまでは初めての痛みの種類やトラブルの発生で、戸惑うこともあると思いますが、痛みへの理解や対処の仕方を知っていることで、治療期間の過ごし方が異なるでしょう。

痛みを我慢する必要はないですが、すぐに受診できない場合や応急処置として活用できます。
一時的な痛みではありますが、痛みに弱い方はマウスピース型矯正を選択すると、痛みは少し軽減できるかもしれません。
不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。

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※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。

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