投稿日:2024.5.29
歯の磨きすぎって良くないの?矯正中の方も必見です!
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
「毎日しっかりと歯を磨きましょう」と指導された経験が1度はあるのではないでしょうか。
日々のブラッシングはとても大切ですが、磨きすぎには注意が必要です。
ここでは、歯の磨きすぎが及ぼす影響や正しいお手入れ方法について紹介します。
矯正治療中のお手入れポイントも見てきましょう。
目次
歯の磨きすぎが良くないと言われる理由
歯の磨きすぎが良くないと言われるのには、次のような理由が挙げられます。
・知覚過敏になりやすくなる
・歯ぐきが下がりやすくなる
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
知覚過敏になりやすくなる
知覚過敏の原因は、歯の表面にある「エナメル質」という硬い層が削られ、歯の神経への刺激が伝わりやすくなってしまうことです。
歯の磨きすぎにより、エナメル質は削り取られてしまうことがあります。
一度失ったエナメル質は再生することができません。ブラッシングの力加減や歯磨き粉に含まれる研磨剤などにも注意しましょう。
歯ぐきが下がりやすくなる
歯ぐきの下がる理由として有名なのは歯周病ですが、歯の磨きすぎでも歯ぐきが下がることがあります。
ゴシゴシと強い力で歯を磨くと、歯ぐきに傷がつき歯の根本が露出してしまう可能性があります。
「歯周病かな」と思ってもむやみにゴシゴシ磨くのではなく、適切な歯磨きをするように気をつけましょう。
適切な歯磨きの方法や時間とは?
では、適切な歯磨きの方法や時間とは、どのように判断すればいいのでしょうか。
歯ブラシの選び方や磨くときの注意点をみていきましょう。
適切な歯ブラシ選び
歯ブラシを選ぶとき、どのようなことを意識していますか?
「しっかり磨きたいから」と、かための歯ブラシを選んでいる方は注意が必要です。
ブラシの毛が硬すぎると、歯や歯ぐきを傷つけやすくなります。
なるべく柔らかめ〜普通の歯ブラシで歯磨きするように意識しましょう。
また、歯ブラシのヘッドの大きさにも注目して置く必要があります。
ヘッドの大きな歯ブラシは、時間をかけて磨くのが苦手な方にはおすすめです。
しかし、基本的にはヘッドの小さめの歯ブラシを使って、細かいところまで丁寧に毛先を当てていく磨き方をしていきましょう。
時間をかけて丁寧に磨く
丁寧に歯を磨こうと思ったら、どのくらいの時間がかかると思いますか?
一般的に、ブラッシングに必要な時間は「約3分間」と言われています。
短いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に3分間を計りながら磨いてみると意外と長いと感じる方が多いはずです。
毎食後磨けるのが理想ではありますが、なかなか難しい方も多いかと思います。
その場合には、一日一回は3分以上時間をかけて、磨き忘れる場所がないように丁寧に磨いていきましょう。
歯を磨く順番を決める
歯を磨くうえで気をつけておきたいポイントとして「全体をバランスよく磨く」ということが挙げられます。
なんとなく磨きやすい場所からスタートしてしまうと、磨き残しや磨きムラなどができやすくなってしまいます。
磨く順番自体は、ご自身のやりやすい方法で決めてもらって良いです。
必ず「一筆書き」になるように意識して磨いていきましょう。
【例】
1.左上の奥歯の裏側から、右上の奥歯の裏側を磨く
2.右上の奥歯の表側から、左上の奥歯の表側を磨く
3.下も同様に表側と裏側に分けて磨く
4.最後上下の噛み合わせる面を磨く
さまざまなブラッシングの方法
歯ブラシの当て方にはさまざまな方法がありますが、なかでもよく採用される方法をいくつかご紹介します。
スクラビング法
スクラビング法とは、歯ブラシを歯に対して90度になるように当てる磨き方です。
歯ブラシを横に小さく振動させるように動かして、汚れを落としていきます。
毛先を歯と歯の間に入れるようにすると、隙間の汚れも落とすことができるブラッシング方法です。
比較的簡単にできるブラッシング方法なので、子どもから大人までおすすめできるブラッシング方法といえます。
バス法
バス法とは、歯ブラシを歯に対して45度になるように当て、歯と歯ぐきの境の汚れを主に落とす磨き方です。
歯周ポケットの中に毛先を少し入れるイメージで、細かい動きで優しく当てていきます。
歯ぐきのマッサージ効果が期待できるため、歯周ポケットが深い所や出血したり腫れたりしている歯ぐきのケアに向いています。
フォーンズ法
フォーンズ法とは、歯ブラシを歯に対して90度になるように当てる磨き方です。
スクラビング法とは違い、歯ブラシを上下に回転させながら汚れをおとしていきます。
細かい汚れを落とすのはあまり得意ではないですが、歯の表面の大まかな汚れを短時間で除去したい場合には効果的なブラッシング法です。
矯正治療中に気をつけたい清掃方法
矯正治療をしているときには、清掃が行き届きにくい場所ができやすいです。
とくにワイヤー矯正では、以下の清掃に注意しておく必要があります。
それぞれ、詳しくみていきましょう。
ブラケット周辺の清掃方法
ワイヤー矯正では、ブラケットという装置を歯の表面に貼り付けます。
ブラケットの周囲には汚れが溜まりやすいので、歯ブラシの毛先をしっかりと入れ込んで清掃するようにしましょう。
歯ブラシでは隙間に入り込めない場合、ワンタフトブラシや矯正用の歯ブラシなど専用の清掃用具を取り入れてみるのもおすすめです。
ワイヤー周辺の清掃方法
ワイヤーの周りにも、ブラケット同様汚れがたまりやすいです。
歯とワイヤーとの隙間に歯ブラシの毛先を入れ込むなどして、しっかり汚れをかきだしましょう。
ワイヤーの上下どちらからも歯ブラシを当てて清掃するのも大切なポイントです。
歯と歯ぐきの境の清掃方法
矯正中は、装置の周りの清掃ばかりを意識しがちですが、歯と歯ぐきの境も忘れずに清掃しましょう。
歯と歯ぐきの境を清掃するには、歯周ポケットを意識したブラッシングが重要です。
優しい力で歯と歯ぐきの境をなぞるように、丁寧な清掃を心掛けましょう!
矯正中におすすめの清掃用具
矯正治療中に歯ブラシだけでの清掃が難しいと感じる場合には、他の清掃用具を追加してみましょう。
ワンタフトブラシ
ワンタフトブラシとは、一般的な歯ブラシとは違い、先がペンのようになっている小さめのヘッドのブラシです。
とても小回りが利くため矯正装置の周辺はもちろん、親知らずや生えかけの歯の清掃に用いたりもできます。
また、歯ぐきへの負担も少ないため、磨きすぎ予防にも有効です。
歯間ブラシ
歯間ブラシとは、歯と歯の間の磨き残しを減らすための補助用具です。
矯正治療中は、歯と歯の間や矯正装置の周辺など複雑な箇所が多く、歯ブラシでの清掃では限界があります。
詰まってしまった食べカスを掻き出すのに向いているので、なにか詰まったと思ったときには歯間ブラシがおすすめです。
デンタルフロス
デンタルフロスとは、歯と歯の間や歯と歯ぐきの間の磨き残しを減らすための補助用具です。
歯と歯の間の隙間が狭く歯間ブラシが入らない場所でも、糸状のデンタルフロスであれば清掃
できる場合もあります。
デンタルフロスには「持ち手のついているタイプ」と「糸を指に巻きつけるタイプ」があります。
矯正治療中の場合、持ち手のついているタイプでは通せない場所もあるため、糸を指に巻きつけるタイプがおすすめです。
適切な清掃方法を身につけましょう!
日々のお手入れを意識して行うことはとても素晴らしいことです。
しかし、何事もやりすぎることはおすすめできません。
歯と歯ぐきを健康に保つためには、適切な清掃方法を身につける必要があります。
歯科医院では、一人ひとりに合ったブラッシング指導を行っています。
正しく磨けているのかな?と心配な方は、ぜひ歯科医院でご相談ください。
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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