投稿日:2024.5.10
矯正治療中にとりたい栄養素は?おすすめの食品や食べ方の工夫をご紹介
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
矯正治療中の方は、食事の際に困っていることはありませんか。
これから矯正治療を始めようかと考えている方や、ワイヤーを使った矯正治療を検討中の方は、「食べにくそう」「痛くて食べられないのでは」と、治療中の食事について心配されている方もいらっしゃるかもしれませんね。
マウスピース型矯正装置を使った矯正治療の場合、食事の際はマウスピースを外していただくので、食事に制限などはありません。
ただし、歯が動いている時期は、噛んだときに痛みや違和感があるという方もいらっしゃいます。
個人差はありますが、治療中の痛みや違和感が続くことで、食べることへの意欲を失ってしまう方もいらっしゃいます。
そうなると、栄養が不足したりバランスが崩れたりすることで、お口の中だけでなく全身の健康状態にも影響が出る恐れがあるのです。
矯正治療を順調に進めるためにも、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
ここでは、矯正治療中に積極的に摂りたい栄養素についてお話しします。
目次
矯正治療中に積極的に摂りたい4つの栄養素
栄養素はバランスよく摂取することで、より効果的に働きます。
矯正治療中はその中でも、カルシウム、ビタミンを意識的に摂取しましょう。
矯正治療中に摂りたい栄養素「カルシウム」
カルシウムには骨や歯を形成する役割があり、ほとんどが「リン酸カルシウム」として骨および歯のエナメル質に含まれます。
矯正治療では、矯正装置を通して歯を動かしたい方向に力を加えます。
その結果、動かしたい方向の顎の骨は吸収され、反対側に新しく骨が形成されるのです。
このように吸収と形成を繰り返すことで、少しずつ歯が動きます。
カルシウムは骨が形成されるときに必要な栄養素です。
ですが日本では、すべての年代でカルシウムが不足しているとされています。
カルシウムは、
- 乳製品
- 大豆製品
- 小魚
- 海藻や緑黄色野菜
などに多く含まれています。
やわらかいものの方が食べやすいという時期は、牛乳で作るシチューがおすすめです。
カルシウムはビタミンDと一緒に摂ることで吸収率がアップしますので、具材にはビタミンDを含む鮭やきのこを選ぶといいでしょう。
矯正治療中に摂りたい栄養素「ビタミンD」
ビタミンDは、
- 魚介類
- キノコ類
- レバー
に多く含まれています。
ビタミンDにはカルシウムの吸収促進以外にも、骨の代謝を促して成長をサポートしたり血中カルシウム濃度を調節したりといった重要な役割があります。
カルシウムと一緒に摂取することで、カルシウムの吸収率が上がりますので、献立を考える際の参考にしてください。
また、免疫機能を調整する働きもあります。
矯正治療中にビタミンDが不足していると、骨の代謝が悪くなり歯の動きに影響をおよぼします。
ほかにも、歯ぐきが下がってきてしまうなどのトラブルを起こしやすくなるのです。
ビタミンDは食べもの以外にも、日光に当たることで体内での生成を促すことができます。
矯正治療中に摂りたい栄養素「ビタミンK」
ビタミンKは骨や歯の形成を強化する役割があります。
ビタミンDがカルシウムの吸収を助けるのに対して、ビタミンKはカルシウムを骨や歯に取り込む働きをしてくれます。
ビタミンKは腸内細菌によって合成されますが、不足分は食品からとることが必要です。
ビタミンKは
- ほうれん草
- 納豆
などに多く含まれています。
ほうれん草は装置に絡まりやすいので、細切りにして食べるようにしましょう。
矯正治療中に摂りたい栄養素「ビタミンB」
ビタミンBには、口内炎などお口の中にできた傷の回復を促す役割があります。
- レバー
- うなぎ
- チーズ
- のり
- 納豆
- 卵
- 鮭
- アーモンド
などに多く含まれています。
矯正治療中は、装置がお口の中の粘膜や舌、唇に当たって傷がつくことがありますが、そういった際に傷口の早期回復が期待できるのです。
ビタミンBは卵に含まれているので、卵スープや茶碗蒸しにすれば、矯正治療中でも無理なく食べられます。
矯正中の食事のコツ
個人差はありますが、矯正治療中は噛んだときの痛みや違和感から「食べにくい」と感じることがあります。
特に装置をつけた直後は、痛みを感じやすいとされています。
装置に慣れるまでの間は、圧迫されたように感じて強く噛めないほどの痛みが出る方もいるほどです。
また歯が動く際にも痛みを感じます。
ほかにも、装置と粘膜が擦れて口の中に口内炎ができてしまったときも、食事をとりにくいと感じます。
しばらくすればおさまるケースがほとんどですが、痛みがおさまらない場合は歯科にご相談ください。
痛みがあるときは、無理することなく食べやすいものを食べましょう。
ここでは、矯正治療中の食事の取り方を紹介します。
装置に挟まりにくいものを選ぶ
ワイヤーを使った矯正治療では、装置に絡まるような食べものは避けていただくのが基本です。
- おかゆ
- 柔らかく煮たうどん
- 豆腐料理
- 野菜の煮物
- 味噌汁などのスープ
- バナナ
- ヨーグルト
- プリンやゼリー
などの、装置に挟まりにくくてやわらかい食べものがおすすめです。
痛みがおさまってきたら、少しずつ食べられるものを増やしていきましょう。
少しずつ食べる
一口サイズに切って、少しずつ食べるようにしましょう。
一度に大量に口に食べものが入ると、口にも身体にも負担がかかります。
特に硬いものや先のとがったものには注意が必要です。
また、骨付き肉などかぶりついて食べるようなものは避けて、事前に一口大に切ってから食べるようにしてください。
リンゴは丸かじりするのではなく、すりおろしてヨーグルトと一緒に食べればカルシウムを補うこともできます。
ひと手間加えることで、食べられる食材が増えて栄養バランスが整います。
粘り気のあるものを避ける
- お餅
- キャラメル
- ガム
などは、矯正装置にひっかかることで、装置が破損してしまう恐れがあります。
また、アスパラやえのきなど繊維質が多いものにも注意しましょう。
ほかにもフランスパンやステーキなどの硬くてよく噛む必要があるものは、矯正装置がズレてしまう恐れがありますので注意が必要です。
なるべく奥歯付近で噛むようにすれば、装置を傷つけずに食べられるようになります。
食べたら磨く
矯正治療中だけではありませんが、「食べたら磨く」が基本です。
特に、矯正装置を装着している間は、食べカスがお口の中に残りやすくなるため、食べた後は必ずブラッシングをしてください。
当院では、矯正装置の特徴に合った歯ブラシの選び方や歯の磨き方をアドバイスしています。
どうしても歯を磨くのが難しい場合は、うがいをしたりこまめに水分を摂ったりすることで、お口の中の清潔を維持することができます。
矯正治療中のお悩みは「横浜駅前歯科・矯正歯科」にご相談ください
矯正治療はほかの歯科治療とくらべて、治療期間が長くなる傾向にあります。
食事は毎日のことですので、できるだけストレスを感じることなく過ごしていただけるようにサポートしますので、どのようなことでもご相談ください。
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
横浜駅前歯科・矯正歯科は、「横浜駅西口」から徒歩3分と駅から近く、平日夜間・土曜も診療しております。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
≫無料矯正カウンセリングのご予約はこちら☆