投稿日:2025.1.13
歯ブラシ・フロス・歯間ブラシはどの順番で使えばいいの?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます!
セルフケアを行うときに歯ブラシだけを使用している方が多いと思います。
2割程度の方はデンタルフロスや歯間ブラシを使用してより効率よく歯垢を落としています。
「でも、どんな順番で使用するのがよいの?」と順番や使い方がよくわからない方もいらっしゃるでしょう。
今回は、歯ブラシ・フロス・歯間ブラシの使用の順番や使い方、矯正治療中に使用したいアイテムなどを解説します。
目次
歯ブラシ・フロス・歯間ブラシの効果的な順番とは?
フロス・歯間ブラシを行ったあとに歯ブラシを使用するのが歯垢や食べかすを取り除くのに効果的です。
歯ブラシだけを使用して歯磨きを行っている方はぜひ取り入れていきましょう。
デンタルフロスは歯ブラシを使用する前に用いるのが効果的であるという研究結果も報告されています。
デンタルフロスや歯間ブラシは、歯ブラシでは届かない歯と歯の間や歯ぐきと歯の間の歯垢や食べかすを取り除くことに長けています。
そのため、歯ブラシを使用する前に歯間ブラシやデンタルフロスで歯ブラシでは落としにくい部分の歯垢を落としておくと効率よく清掃ができるのです。
歯と歯の間や歯と歯ぐきの間に歯垢や食べかすが無くなることで、歯ブラシで磨いたときに歯磨き粉の薬用成分が行き届いてくれることが期待できます。
歯ブラシだけのセルフケアは効果がないの?
そもそも、歯ブラシだけのセルフケアは効果がないの?と疑問に思う方もいるでしょう。
歯ブラシだけで歯に付着している歯垢を完璧に除去するのは困難です。
歯ブラシだけの清掃では歯垢除去率は6割程度といわれています。
ただし、歯間ブラシやデンタルフロスを用いれば歯垢除去率は8割程度と高まることがわかっています。
歯と歯の間や歯と歯ぐきの間には歯ブラシの毛先が届かないため、歯垢を取り残してしまうことが考えられます。
フロスの特徴
フロスはどのような役割を果たしてくれるのか、種類はいくつあるのか見ていきましょう。
フロスの役割
デンタルフロスは、歯ブラシでは届くことができない汚れにアプローチすることができます。
とくに歯と歯の間の歯垢を取り除くことに長けています。
歯垢は細菌の塊でむし歯や歯周病の原因となるため、歯に付着させたままにするのは望ましくありません。
歯の表面は歯ブラシだけでもしっかり磨くことはできますが、歯と歯の間の目では見えない部分には汚れが蓄積してしまうため、デンタルフロスを使用することがおすすめです。
デンタルフロスは、見た目は細い1本の糸に見えますが、じつは何本もの繊維がまとまっているため歯と歯の間の歯垢をからめとってくれるのです。
フロスの種類
デンタルフロスの種類は大きくわけて2種類あります。
ホルダータイプ
デンタルフロスをはじめて使用する方は、柄のあるホルダータイプのデンタルフロスを選択されるとよいでしょう。
柄のあるホルダータイプにも「Y字型」「F字型」と2種類あります。
前歯にはF字型が使用しやすく、奥歯のように手が届きにくい部分にはY字型がおすすめです。
ロールタイプ
そしてもうひとつはロールタイプのデンタルフロスです。
ロールタイプのデンタルフロスは、慣れるまでは時間がかかるかもしれませんのでデンタルフロスに慣れてきたら使用するのがおすすめです。
ロールタイプのデンタルフロスに慣れてしまえば、経済的で持ち運びも簡単なのが特徴です。
ロールタイプは、30~40cmくらいの長さで切って左右の中指に巻き付けて使用します。
指の先からひじまでの長さがデンタルフロスの長さと同じくらいなので参考にしましょう。
中指にデンタルフロスを巻き付けて、デンタルフロスの長さが1~2cmになったら歯と歯の間に横に動かしながらすっと入れます。
歯と歯の間に入れることができたら、上下に動かして歯垢を取り除きます。
デンタルフロスを歯と歯の間から出すときも細かに動かしながら取り出します。
歯間ブラシの特徴
次に歯間ブラシの役割と種類をみていきましょう。
歯間ブラシの役割
歯間ブラシは、歯と歯の間の歯垢を取り除くことに向いています。
デンタルフロスとは異なり、種類によっては歯ブラシのように何度も同じものを使用することができるのも特徴です。
歯間ブラシは、デンタルフロスに比べて取り扱い方や動かし方が複雑ではありませんので使用するのにもハードルが低いかもしれませんね。
歯間ブラシの種類
歯間ブラシは、サイズが展開されており4S・SSS・SS・S・M・Lから選ぶことが可能です。
歯と歯の間の隙間や歯並びは個人差がありますので、自分に合う歯間ブラシを選択することが大切です。
歯間ブラシはサイズを1つ持っていてもすべての歯と歯の間に入れ込むことができないこともあるため、人によっては数本使い分けることもおすすめです。
歯や歯ぐきが健康であれば、4SやSSSといった細いタイプの歯間ブラシから使用するのが望ましいです。
重度の歯周病の方や歯が早期に抜け落ちて歯と歯の間に隙間が空いている方は、M・Lサイズを選択するとよいでしょう。
歯間ブラシは、ゴムタイプとワイヤータイプがあります。
慣れていないうちはゴムタイプが使いやすく、歯ぐきから血が出やすい方にもおすすめです。
ワイヤータイプは、歯ブラシでは届かない細い歯と歯の隙間に使用しやすいのが特徴です。
前歯にはI型、奥歯にはL型を使用すると歯と歯の間の歯垢を取り除きやすいです。
歯と歯の間に斜め上から歯間ブラシを使用するのが適切な使用方法で、歯ぐきを傷つけないように3~4回くらい鏡を見ながら前後に動かします。
歯と歯の間からはゆっくりと歯間ブラシを抜いてきれいに水洗いしましょう。
歯ブラシと併用したいアイテム
歯間ブラシやデンタルフロスの他にも歯ブラシと併用したいアイテムを他にもみていきましょう。
ワンタフトブラシ
ワンタフトブラシは、1束になったブラシで歯ブラシよりも細いのが特徴です。
歯ブラシでは歯の表面の汚れを取り除くことができますが、細かな部分の歯垢を取り除くのは難しいことがあります。
ワンタフトブラシは奥歯の側面や被せ物と歯の間、ブリッジの人工歯の部分を磨きやすいです。
また、矯正治療をしている方もワイヤーやブラケットの間に付着した汚れを落とすのにも向いています。
舌ブラシ
舌ブラシとは、舌の表面に付着した舌苔というコケを取り除く清掃補助用具です。
セルフケアは歯を磨くイメージですが、舌の表面にも細菌や汚れが溜まるため舌のケアをすることも大切です。
歯ブラシでは刺激が強すぎるため、舌には舌ブラシを使用しましょう。
フッ素入り歯磨き粉
歯磨きは基本的に何も付けないで行ってもよいものです。
歯垢や食べかすをしっかり取り除くことができることを前提に、フッ素入り歯磨き粉を併用することで歯質の強化やむし歯の予防効果を高めてくれます。
フッ素を歯に塗布することで、むし歯に強い歯に育てたり、むし歯の細菌の活動を抑制したりする効果が期待できます。
矯正治療中に使用したいアイテム
矯正治療中には、以下のアイテムを使用するのがおすすめです。
山形の歯ブラシ
ブラケットやワイヤーに付着した汚れを効率よく取り除くためには、歯ブラシの形を見直すのがおすすめです。
通常の歯ブラシでは歯ブラシの角度を変えるなどセルフケアの技術が必要になるのですが、山形や谷型のブラシにすることで、歯とブラケットどちらにも歯ブラシの毛先を当てながら磨くことができます。
矯正用のデンタルフロス
また、矯正治療中は専用のデンタルフロスを使用するのがおすすめです。
デンタルフロスの先がロウなどで固めてあり、歯と歯の間や歯とワイヤーの間に通しやすいのが特徴です。
歯ブラシ・フロス・歯間ブラシを併用して健康なお口を保ちましょう!
今回お話ししたようにデンタルフロス・歯間ブラシを歯ブラシの前に使用することで、効率よく歯垢を取り除くことができます。
日本では使用している方が2割程度とまだまだ習慣化されていませんが、歯の健康を保つためにはデンタルフロスや歯間ブラシを使用することが望ましいです。
矯正治療中であってもデンタルフロスなどの清掃補助用具を併用することは可能ですので、積極的に使用していきましょう。
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