投稿日:2025.1.22
矯正したのに出っ歯が治らない!その理由を解説します
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます!
「矯正治療をした後はキレイな歯並びだったのに、出っ歯になってきた気がする……。」
「思っていた結果と違う……。」
出っ歯を矯正したのに、整った歯並びが維持できないと心配や不満に思うこともあるでしょう。
そこで今回は矯正したのに、出っ歯が治らない理由と矯正治療を成功させるためのポイントについて詳しくご紹介します。
目次
出っ歯の特徴
出っ歯は、上の前歯が出ている状態で、歯並びが原因の場合と骨格が原因の場合があります。
症状は、患者様のよって大きく異なりますが、見た目がコンプレックスになってしまうだけでなく、機能的な問題も数多くあります。
上の前歯が出ていることで、口の中が乾燥しやすく、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
また、口が閉じにくいため、口呼吸のリスクも高くなります。
矯正で出っ歯が治らない理由
矯正をしたのに、出っ歯が改善しない理由はいくつか考えられます。
歯並びが悪くなるくせを改善していなかったり、リテーナーを使わないと後戻りをしたりする可能性がありますので、出っ歯が改善しない理由をご紹介します。
理由1 治療計画に問題がある
歯を並べるスペースが不足している
出っ歯を改善するためには、上の前歯を後ろに下げる必要があります。
そのため、歯を並べるスペースが少ない場合は抜歯が検討されることがあります。
ただし、患者様が抜歯を望まずに歯と歯の間に「やすり」をかけるように歯を削ってスペースを作る方法を無理に選択した場合、出っ歯が治らない可能性があります。
精密検査を受けた後に、治療計画を立案しますので、その際に治療の方針が決まりますが、患者様の歯並びの状態によっては抜歯が必要なこともあります。
その旨は担当歯科医師からも説明がありますが、無理に抜歯を避けようとすると思っていた歯並びにならないことがあります。
【対策】
抜歯をした場合、抜歯をしなかった場合で可能な歯並びが異なります。
治療をスタートする前に、「できること」「難しいこと」を共有するため、仕上がりのイメージを確認することが大切です。
当院は矯正のシミュレーション動画を見ることができますので、イメージしやすくなります。
歯並びだけでなく、骨格に問題がある場合
歯並びの不正だけでなく、骨格の問題がある場合は顎の骨のバランスを調整して矯正治療を行う「外科矯正」が必要なケースがあります。
外科矯正は、顎の骨を切除してバランスを整えるため、入院が必要など大がかりな治療になります。
【対策】
顎の骨のずれがないか、骨格性の出っ歯ではないか確認しましょう。
外科矯正が必要な場合、精密検査をした段階で担当歯科医師が伝えてくれます。
理由2 リテーナー不足(後戻り)
歯並びが整ったばかりの時期は、元の位置に戻ろうとする「後戻り」の可能性がある時期です。
そのため、リテーナー(保定装置)を矯正期間と同じ位の期間装着する必要があります。
このリテーナーは、後戻りを防止するための大切な装置ですが、患者様の自己判断で辞めてしまう場合があります。
そうすると、歯は少しずつ動いてしまうため、出っ歯に後戻りする場合があります。
【対策】
リテーナーは、矯正装置と同様に大切な役割をします。
リテーナーをつける時間が短くなってしまったり、つけない期間が長くなったりすると歯並びが後戻りしてリテーナーも入らなくなってしまうことがあります。
リテーナーは取り外し式の装置のことが多いですが、決められた時間きちんと装着しましょう。
理由3 歯並びが悪くなるくせが改善していない
舌を前に出すくせや口呼吸など出っ歯の原因になるくせが改善していない場合は、少しずつ歯が動いて出っ歯に戻り可能性があります。
歯並びが悪くなるくせは、矯正がスタートする前に改善することが望ましいです。
【対策】
舌の正しい位置は、上顎の少し出ている部分です。
安静にしている時は、この位置に舌がついているか確認しましょう。
また、口呼吸は意識的に口を閉じることも大切ですが、口周りに筋力が低下している可能性があります。
その場合、口周りの筋力がアップする筋機能トレーニングを取り入れると、口周りの筋力アップに効果が見込めます。
理由4 定期的な通院をしなかった
ワイヤー矯正の場合、1ヶ月に1度程度、マウスピース型矯正の場合、歯並びの状況や患者様の生活スタイルによって1~3ヶ月程度に1回の通院が必要なケースが多いでしょう。
きちんと通院していただけない場合、矯正装置に正しい矯正力がかかっていないため、出っ歯の改善が見込めません。
【対策】
矯正歯科は、むし歯治療と異なり一定期間通院が必要な治療です。
そのため、ライフスタイルに合わせて無理なく通院ができる環境か検討しましょう。
診療時間や休診日が通いやすか検討してみると良いですね。
理由5 マウスピース型矯正の場合、装着時間が短かった
マウスピース型矯正は取り外し式の矯正方法で、少しずつ形の違うマウスピースに交換しながら歯並びを整える方法です。
食事や歯磨きの時間は取り外しができるため、今まで通り生活をすることができますが、その分自己管理が必要な方法です。
マウスピース型矯正は、1日20~22時間の装着が必要ですが外している時間が長いと治療計画通り歯が動きません。
装置を外している時間が長くなってしまうと、マウスピースが合わなくなってしまい、作りなおしをしなければいけないこともあります。
【対策】
マウスピース型矯正は、食事と歯磨きの時間以外寝ている時も装着が必要です。
食事が終わった後は必ずつけるように習慣にしましょう。
出っ歯が治らない・出っ歯に後戻りした時の方法
担当の歯科医師に相談する
出っ歯が治らない場合や出っ歯が後戻りした時は、まずは担当の歯科医師に相談しましょう。
その原因が何か特定して、対処することが大切です。
後戻りの場合には、再矯正が必要になるケースもあります。
部分的に気になっている所がある場合は、部分矯正で再治療ができる可能性もあります。
ただし、スペースが不足している場合には、スペースを確保する方法を検討してから再矯正が必要なことがあります。
セカンドオピニオンを検討する
特に出っ歯ではなかったのに、矯正をしたことで出っ歯になってしまった場合はセカンドオピニオンを選択することもできます。
本来であれば、歯並びを整えるための矯正で、歯科医師の指示通り生活していた場合、治療計画や技術力が不足している可能性があります。
そのため、信頼できる歯科医師にセカンドオピニオンをして今後どのような治療をしていくか検討する方法もあります。
まとめ
矯正治療は、整った歯並びを目指して治療をスタートしますが、元の歯並びは患者様によって異なります。
特に、大幅に歯を動かす必要にある歯並びの場合、治療の難易度が上がります。
治療がスタートする前に同様の症例はあるかなど確認しておくと安心ですね。
また、矯正治療は歯科医院の力だけでなく、患者様のご協力が必要な場面が出てきます。
「ゴムかけ」や「マウスピース型矯正の装着時間の管理」「矯正装置の周りのセルフケア」などを行っていただくことで、スムーズに矯正治療が行えます。
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※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。