投稿日:2024.11.18
出っ歯はどこからが出っ歯といわれるの?重度と軽度の基準を解説
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます!
「前歯が出ているのが気になる……。」
出っ歯は日本人に多い歯並びの不正ですが、どの程度から出っ歯なのか気になる方もいるのではないでしょうか。
出っ歯とひとことで言っても、重度と軽度の出っ歯があります。
そこで今回は、出っ歯の重度と軽度の基準を解説させていただきます。
目次
出っ歯の基準とは?
出っ歯は、上の歯が通常より前に出ている状態を出っ歯といい、4mm以上前に出ていると出っ歯の傾向があるといわれています。
学校保健法での基準は、7~8ミリ以上で治療が必要と診断されます。
出っ歯の重度と軽度の基準とは?
出っ歯の基準の目安は、4~5ミリ程度が軽度の出っ歯で6ミリ以上が重度の出っ歯と診断されることが多いです。
また、軽度の出っ歯は、歯並びに由来しており、歯並びを改善することで出っ歯が改善します。
重度の出っ歯の場合には、機能的な問題が生じており、唇が閉じにくい、力を入れて唇を閉じようとすると口元がゆがむなどの症状が出ることがあります。
そのほかには、歯並びだけでなく骨格のアンバランスさが関係しており、顎の骨の位置がずれている場合もあります。
永久歯が生え揃う前のお子様の場合には、顎の成長を促しながら顎のバランスを整える矯正ができる可能性があります。
大人の場合には、顎の成長を促すことが難しいため、外科矯正が検討されるケースもあります。
出っ歯の原因とは?
遺伝的な要因
骨格や歯の大きさは遺伝的な要因も大きいため、両親が出っ歯の場合には出っ歯になる可能性があります。
出っ歯が遺伝することはありませんが、口元の状態は引き継がれやすい傾向になります。
指しゃぶり
指しゃぶりが習慣化していると、歯を前に押す力がかかりやすくなります。
そうすると、出っ歯の原因になります。
小さなお子様は気持ちを安定させるために指しゃぶりをしていると考えられているため、3歳以下のお子様は無理に指しゃぶりを止めさせる必要は少ないといわれています。
ただし、3歳以上になっても指しゃぶりが習慣化していると、歯並びに悪影響が出る場合があります。
そのため、3歳を過ぎても指しゃぶりをしている場合には、お子様の様子をみながら少しずつ止めるように声かけしてあげましょう。
口呼吸
口で呼吸をしていると、常に口が開いている状態になります。
唇をきちんと閉じていることで、唇や頬からの適切な圧がかかって歯並びが保たれています。
口呼吸をしていると、適切な圧がかからないため、出っ歯や受け口になる可能性があります。
舌の位置が低い
安静にしている時の舌の正しい位置は、上顎の少し出ている部分です。
舌先が少し触れている状態が良いのですが、この位置に舌がついていないと舌の歯を押している可能性があります。
また、舌の位置が下がっている場合には、舌の筋力が不足していることがあります。
舌の筋力をトレーニングする方法もありますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
舌を出すくせがある
歯のすき間から舌を出すくせが習慣化していると、歯に力がかかって出っ歯になる可能性があります。
舌を出すくせは、意識するだけで改善しやすいくせです。
無意識に行っていることもあるため、お子様が舌を出すくせがある場合には止めるように注意しましょう。
出っ歯のデメリット
口元がコンプレックスになりやすい
出っ歯は、見えやすい前歯が出ているため、口元がコンプレックスになりやすいです。
出っ歯が気になって、話すことに消極的になってしまったり、笑う時に口元を覆ってしまったりするなどのデメリットがあります。
口呼吸になりやすい
口呼吸が出っ歯の原因になることもありますが、出っ歯で口が閉じにくく口呼吸になる場合もあります。
口呼吸のまま放置すると、口の中が乾燥して細菌が繁殖しやすくなります。
そのため、むし歯や歯周病のリスク、口臭が強くなるなどのデメリットがあります。
また、鼻は鼻毛がフィルターの役割をしていますが、口呼吸の場合はそのままウイルスを吸い込んでしまうため、感染症のリスクも高くなります。
前歯で噛み切りにくい
出っ歯は、前歯の噛み合わせのバランスが悪いため、前歯で食べ物を噛み切りにくくなります。
また、前歯がきちんと噛んでいないことで、奥歯に負担もかかりやすくなってしまいます。
発音の問題
前歯から空気が漏れやすいため、発音に悪影響が出る場合があります「サ行」や「タ行」などが聞き取りにくくなり、聞きなおされることもあります。
話すことに対して抵抗感がある場合もあり、会話に消極的になるケースも考えられます。
歯の外傷のリスクが高くなる
前歯が出ているため、ぶつけて歯が欠けたり、割れたりする可能性があります。
また、転んだ時に歯を強く打ち付けてしまうなどの外傷のリスクが高くなります。
出っ歯を改善する治療方法
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットをつけてワイヤーを通して、歯に矯正力をかける方法です。
歴史のある矯正方法で、多くの歯科医院で治療ができます。
表側矯正
表側矯正は、ワイヤー矯正の中でスタンダードな方法で、歯の表側に装置をつける方法です。
歯の表側に装置をつけるため、装置の分厚みを感じる場合があります。
従来は、金属の装置が主流だったため、矯正中の装置の見た目が目立ちやすかったのですが、白や透明の審美ブラケットや審美ワイヤーも選択できるようになりました。
そのため、矯正装置の見た目が気になる方でほかの目立ちにくい矯正が適用にならない方におすすめの方法です。
また、表側矯正は大幅に歯並びを動かす矯正方法にも対応しているため、多くの不正な歯並びが適用になります。
(※骨格の不正に伴う場合は外科矯正が検討される場合もあります。)
裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正は、歯の裏側に矯正装置をつける方法で、周囲の方から矯正装置がほとんど見えない矯正方法です。
そのため、矯正中の装置の見た目が分かりにくい方法を希望している方におすすめの方法です。
また、内側から力をかけるため、歯を内側に動かす歯並びを得意としており、出っ歯や受け口などの歯の動きを効率よく動かすことができます。
ただし、歯の裏側に装置をつけるため歯科医師の経験や技術力が必要です。
矯正歯科でもすべての歯科医院で裏側矯正を行っているわけではないため、裏側矯正を希望している場合には、あらかじめホームページなどで確認しましょう。
当院は、裏側矯正の症例を数多く治療していますので、お気軽にご相談ください。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、口の中をスキャンしてぴったり合ったマウスピースを作製し、1日20~22時間装着することで歯を動かす方法です。
5~7日程度で少しずつ形の違うマウスピースに交換しながら歯を動かします。
取り外しができるため、食事や歯磨きを今まで通り行うことができ、矯正中の食事や歯磨きのストレスを軽減します。
透明で薄いマウスピースを使用するため、装置の見た目が分かりにくい矯正方法です。
ただし、取り外しができる分きちんと装着時間を守らないと適切な治療効果が得られないため、自己管理が重要です。
外科矯正
外科矯正は、骨格のアンバランスさを改善するために、顎の骨を切除してバランスを整えてから矯正をする方法です。
骨格性の不正の際に適用になりますが、入院が必要など大がかりな治療が必要になります。
【まとめ】
出っ歯は、上の前歯が4ミリ以上出ていると、出っ歯の傾向があると考えられています。
4ミリ以上でも軽度と重度の出っ歯があるため、気になる方は一度当院にご相談ください。
患者様のお口の状態を考慮して、より良い矯正方法をご提案いたします。
歯並びが気になる方は、どんな些細な内容でも当院へお気軽にご相談ください。
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