投稿日:2024.4.10
マウスピース矯正が人気の理由って?注意事項と共に解説します!
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
マウスピース矯正が昨今人気となっています。
ワイヤー矯正のようにワイヤーを使用せず、透明なマウスピース(アライナー)を使うこの矯正方法にはさまざまなメリットがあります。
マウスピース矯正の人気の秘密を、注意事項とともに解説します。
マウスピース矯正の特徴
マウスピース矯正にはさまざまな特徴があります。
歯の動かし方や、ワイヤー矯正との違いなどと合わせてご紹介します。
歯槽骨の吸収と増生を繰り返す
歯を動かすための矯正治療では、歯槽骨の吸収と増生を繰り返して歯列を整えます。
歯と歯槽骨の間には歯根膜という膜があり、この歯根膜に力がかかった部分の歯槽骨は吸収し、引っ張られた患者様の歯槽骨は増生を始めるという特徴があります。
この特性を利用して歯を少しずつ理想の位置に動かすのが、歯列を整えるタイプの矯正治療の特徴です。
透明なマウスピースを付け替えて歯を移動
マウスピース矯正の装置は透明のシートでできています。
これを歯列の形に成形し付け替えることで、歯を移動します。
マウスピースは動かしたい方向に隙間があいており、反対の押される方はきつく作られています。
1枚のマウスピースをつけ、それに合わせて歯が移動すると、また新たに隙間のあいたマウスピースをつけ、歯を移動させるという仕組みです。
これを繰り返すことで、理想の歯列へと少しずつ近づけます。
また歯の表面には、アタッチメントというレジンの突起をつけます。
マウスピースをはめて、これに力をかけることによって効率的に歯を動かします。
シミュレーションでイメージを確認
マウスピース矯正の大きな特徴として、シミュレーターの存在があります。
このシミュレーターは、矯正のスタートからゴールまで歯がどのように動くかシミュレーションできるシステムとなっています。
アタッチメントの位置やマウスピースの枚数、かかる期間などを設定すると、その中でどのように歯が動くかがわかります。
装着時間は1日20時間から22時間
マウスピースを使った矯正治療のシミュレーションは、1日20時間から22時間の装着を想定して作られています。
お食事時と歯ブラシをする時だけ外して、その他の時間は全て装着が必要です。
取り外しが可能
マウスピース矯正は固定式のワイヤー装置と違い、取り外しが可能です。
これによって高い清掃性が得られるのが大きな特徴です。
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正にはさまざまなメリットがあります。
目立ちにくい
マウスピースは透明のシート出てきているため、装着していても目立ちません。1日20時間から22時間の装着が必要なマウスピース矯正ですが、目立ちにくいため、お仕事中でもつけていてもほとんど問題がないといえます。
痛みが少ない
マウスピース矯正で動かす時は、歯根膜の厚み0.25mm分ずつ歯を動かします。
この厚みの中で歯を動かすと、痛みや違和感が少ないといわれています。
歯が0.25mm移動したら新しい装置に付け替えるという動作を繰り返すため、スタートからゴールまで痛みや違和感の少ない状態で治療が可能です。
ゴールを動画で確認できる
マウスピース矯正治療では、スタートからゴールまでをシミュレーターで確認できます。
シミュレーターがないと、模型や写真などのツールで確認をする必要がありますが、シミュレーターは動画で確認ができるため、イメージの共有がより容易です。
これにより患者様と歯科医師の間でより明確な着地点を共有でき、治療がよりスムーズになります。
金属アレルギーの患者様でもつけられる
ワイヤー矯正の装置は金属でできていますが、マウスピース矯正の装置はプラスチックでできているため、金属アレルギーの患者様でも矯正が可能です。
清掃性が良い
マウスピース矯正の装置は取り外しが可能です。
食事の時は取り外して食事をし、その後歯ブラシをして元に戻します。
固定式の装置だと、装置ごと歯磨きをしなくてはならないため、虫歯のリスクが比較的高いのですが、マウスピース矯正ではこのリスクを下げることができます。
マウスピース矯正が得意な症例
歯を動かす方法には、マウスピース矯正とワイヤー矯正がありますが、マウスピース矯正は、特に以下のような症例を得意としています。
軽度から中等度のもの
マウスピース矯正は軽度から中等度の矯正を得意としています。
この治療法の登場までは、軽度な症例だと、ワイヤー矯正の装置をつける審美面のデメリットが大きく、矯正治療に踏み出しにくいという患者様もいらっしゃったのではないでしょうか。
しかし、マウスピース矯正の登場と共に、そのような患者様も矯正治療に踏み出しやすくなっています。
「ちょっとここだけ治したいな……」という軽度の症例の患者様は、マウスピース矯正のメリットを多く受けられるといえるでしょう。
奥歯を移動できる
ワイヤー矯正は奥歯の位置が固定となり、その中で歯を動かします。
しかしマウスピース矯正の装置はその装置の特性から、奥歯の位置を多少であれば移動が可能です。
これにより抜歯が回避できるケースもあります。
歯体移動で歯を動かす
マウスピース矯正は、歯体移動という、歯を水平に動かす動きを得意としています。
もちろんねじれなどを治すことも可能ですが、強いねじれなど、いくつかの症例はワイヤー矯正の適応です。
マウスピース矯正の注意点
マウスピース矯正には、以下のような注意点があります。
装着時間を守らないと効果が上がりにくい
マウスピース矯正はご自分で取り外しをするため、装置をつけ忘れるなどして装着時間を守れないと、効果が上がりにくいという注意点があります。
シミュレーションも1日20時間から22時間を想定して作られているため、装着時間がこれ以下の時間になってしまうと、シュミレーション通りに歯が動かなくなるため注意が必要です。
取り外し式なので自己管理が必要
可撤式の装置は清掃性が良いなどのメリットがありますが、同時に紛失のリスクがあります。
置き場所を決める、外出時はマウスピースケースを持ち歩くなどして、紛失を防ぐための自己管理が必要です。
ワイヤー矯正の患者様がおすすめの症例もある
メリットの多いマウスピース矯正ですが、ワイヤー矯正の方がおすすめの症例もあります。
強い捻転をともなうもの、重度の症例、多数歯抜歯をともなうものなどはワイヤー矯正の患者様がきれいに治る可能性が高いです。
審美性の高いマウスピース矯正ですが、装置が目立つのが困るからといって適応症例外でもマウスピース矯正を選択してしまうと、効果が上がらなかったり、後戻りを起こしたりする可能性があります。
ご自分の口腔内の状態がどちらの治療法に向いているのか、歯科医師としっかり相談し、治療法を選ぶ必要があります。
まとめ
マウスピース矯正は昨今、とても人気の治療法となっています。
その理由として、審美性や、手軽さなどがあげられます。
お仕事中に装置が目立つと困る、軽度の症例のため矯正に踏み出せなかった患者様にとって、とても良い治療法といえるでしょう。
メリットをよりしっかりと受けられる口腔内かどうか、歯科医師とよく相談し治療法を選んでください。
マウスピース矯正よりもワイヤー矯正が適応だと判断された場合は、無理せずにより効果が上がる治療法を選択することが大切です。
当院では患者様とよく相談しながら、矯正治療を行っています。
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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