投稿日:2024.3.11
歯並びが悪いとほうれい線ができやすいって本当?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
鏡や写真を見るとほうれい線が気になるときってありませんか?
ほうれい線があるだけで若々しい印象ではなく、老けた印象を与えることもあります。
年齢を重ねるにつれてだんだん濃くなってくると思いますが、実は年齢のせいではなく歯並びが原因かもしれません。
本来ほうれい線は加齢や乾燥によってできるものですが、歯並びが悪いとさらに目立つようになることもあります。
根本的な原因を改善しなければ解決しないので、原因をきちんと理解して正しい治療や予防を行いましょう。
歯並びとほうれい線の関係や解決方法・予防についてお話していきますので、気になる方は是非参考にしてください。
目次
ほうれい線ができる原因
ほうれい線とは唇溝頬(びしんこう)といわれる頬との境界線です。
シワとはまた違い、主な原因はたるみによるもので、お口周りの皮膚の状態が変化することでほうれい線が目立つようになってしまいます。
一般的に加齢とともに目立ちやすくなりますが、3つの要素が絡み合ってほうれい線が年々深くなってしまいます。
具体的な3つの要素は以下の通りです。
1)表情筋の衰え
表情筋は顔を動かす筋肉で、顔全体を内部から支えています。
その中でもほうれい線と関係しているのが口輪筋と頬筋です。
これらの筋肉は加齢によって衰える以外にも、普段から人と会話したり笑ったりする機会がない方は筋肉が硬くなり衰える原因です。
そして近年はコロナ禍からマスク生活になり今でも多くの方が着用していますが、マスクを着用していると表情筋の活動がマスクしていない時の半分から4分の1にまで低下することがわかっています。
さらにマスクを着用することによって、耳に負担がかかるので耳周りの筋肉が凝り固まってしまい表情が固くなるのも原因の1つと考えられます。
2)コラーゲンや水分量などの減少
真皮に存在するコラーゲンとエラスチンは肌のハリに重要な役割を担っていて、失われると肌の弾力が低下したるみやシワの原因になります。
もともと人間の体はエラスチンを分解する酵素があり、加齢や紫外線などによって酵素の働きが強くなるので年々減少傾向にあります。
肉眼や数値で確認できないものなので、若いうちから紫外線対策を行うことが大切です。
そして角質層の水分量も肌のハリに影響を与え、16~20%の水分量があると角質層の潤いは保たれます。
しかし乾燥により水分量が減少しやすいので、十分な保湿・こまめな水分補給を意識することが乾燥を防ぐポイントです。
3)脂肪組織の構造の劣化
ほうれい線は頬の境目なので、顔の中でも皮下脂肪が多い部分になります。
脂肪が増えると脂肪を支えている繊維組織が重みで耐えきれなくなり、伸びてしまうことでたるみが発生します。
そして脂肪が減っても伸びたままになってしまうので、ほうれい線が一層目立つようになります。
痩せたり太ったりが脂肪組織の構造を変化させるので、ダイエットなどで急激な体重が変化には気をつけましょう。
ほうれい線と歯並びの関係
実は歯並びとほうれい線は関係があり、歯並びや噛み合わせの悪さはほうれい線が目立つ原因になります。
噛み合わせが悪い場合は、顔全体のゆがみや筋肉のバランスが崩れてしまうので、年齢が若くてもほうれい線が気になる方もいます。
歯並びの中でも出っ歯は上顎の前歯部が前に突出している状態なので、突出具合によっては口元と頬の境目が強調され、ほうれい線を目立たせてしまうのです。
また出っ歯は口が閉じにくいので口呼吸になる傾向があります。
口呼吸になると口が開きっ放しになるのでお口周りの筋力が低下し、顔のたるみに繋がるのでほうれい線ができやすいです。
それだけでなく、口で呼吸すると口腔内が乾燥して菌が繁殖しやすい環境になるので、虫歯や歯周病になりやすくなります。
そして外部の菌が直接口から体内に侵入するので、風邪を引きやすい傾向にあります。
歯列矯正で歯並びを治療することで噛み合わせが改善され、お口周りのバランスが整い、ほうれい線が目立たなくなる可能性があります。
同時に口呼吸も改善されると上記で説明したリスクが軽減され、お口周りの筋肉が正しく使えるようになるので、顔のたるみやシワの改善・予防になるでしょう。
ほうれい線の予防にはこれ!
ほうれい線の予防には日々のスキンケアや紫外線対策・乾燥を防ぐことを中心にされている方が多いでしょう。
もちろんこれらの肌の負担を減らすケアや正しい生活習慣を気を付けることも大事ですが、表情筋を鍛えることが有効です。
表情筋の中の口輪筋と頬筋のトレーニングを行うとお口周りの筋肉が鍛えられ、ほうれい線やお顔の引き締まりに効果的です。
口輪筋・頬筋を鍛えるトレーニング方法がいくつかあるので紹介していきます。
あいうべ体操
すぐに始めれるほどとても簡単なトレーニングです。
1.「あー」と大きな口を開ける
2.「いー」と大きく口を横に伸ばす
3.「うー」と力一杯唇を前に突き出す
4.「べー」と力一杯舌を前に出す
発声はしなくても効果はあるので、毎日30回を目標に続けてみましょう。
パタカラ体操
こちらも簡単な方法で、口輪筋や舌を鍛えるトレーニングです。
常に口がポカンと開いている方や口呼吸の方は舌の位置が正常より下がり、下顎の前歯の裏側にある「低位舌」の可能性があります。
パタカラ体操の「タ」は舌を上顎に弾かせて発音するため舌も鍛えれるので低位舌の改善にも効果的です。
〈単発の発音〉
「パ」「タ」「カ」「ラ」を一文字ずつ大きく発音していきます。
〈連続の発音〉
「パパパパ…」「タタタタ…」「カカカカ…」「ララララ…」「パタカラパタカラ…」と連続で発音します。
10回ずつ繰り返し行います。
家事や仕事の隙間時間に取り入れてみましょう。
その他に下記の方法は遊びを活かしてトレーニングもできるので、親子で楽しめます。
吹き戻し
風船ガム
お口周りの筋肉は子供のうちから鍛えておくと、口呼吸の予防や歯並びが悪くなのを防げるので、積極的に行うと良いです。
表情筋マッサージ
マスク生活や在宅ワークなどで表情が乏しくなると、表情筋が衰えたり、硬たくなってしまいやすいです。
マッサージを行うことで筋肉がほぐれ、血行がよくなるのでマッサージを意識するのもおすすめです。
1)側頭筋マッサージ
こめかみと耳の上あたりに親指以外の指を当て、軽く力を入れて小さな円を描いていきます。
少しずつ指を移動させ、側頭筋全体をほぐしていくのが効果的です。
2)口周りの筋肉をほぐすマッサージ
手をグーにした状態の中指と薬指を使い、小鼻の横から頬骨に沿って筋肉をほぐしていきます。
力を入れすぎると摩擦でお肌に負担がかかるので、軽めの力で押し付けてほぐすのがポイントです。
まとめ
歯並びが綺麗になりほうれい線も気にならなくなると、自信が持てるようになると思います。
その自信がさらにお顔の印象を大きく変えるので、ほうれい線に悩んでいる方は歯列矯正をするのも1つの手です。
もし歯列矯正を行ってほうれい線が理想通りにならなかったとしても、噛み合わせが良いということは身体の健康にとって重要なことなので決して無駄な治療ではありません。
また、口呼吸の改善やお口周りの表情筋のアップに繋がるので、できるだけ若い時期に歯列矯正を行うとほうれい線やその他のリスクの予防にもなります。
矯正治療の種類はいくつかあるので、ライフスタイルによって選択できます。
歯並びやほうれい線が気になる方や質問がありましたらいつでもお気軽にお問合せください。
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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