投稿日:2024.5.8
歯並びと歯の寿命には関係があるって本当?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
「歯並びと歯の寿命は関係があるの?」と気になる方も多いかもしれませんが、じつは歯並びと歯の寿命は直接的には関係ありません。
しかし、歯の寿命を短くするリスクが歯並びの悪さで高まることはありますので根本的に改善することが大切です。
今回は、歯の寿命を短くする原因や歯並びがよい方の歯の本数、歯並びが悪いと歯の寿命を間接的に短くする理由を解説します。
目次
歯の寿命
人生100年といわれている現在で、歯の寿命はいったいどれくらいなのでしょうか?
日本人の歯の寿命は50~65年くらいといわれており、奥歯の方が前歯よりも寿命は10年くらい短いとわかっています。
2019(令和元)年における我が国の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳であり、歯の寿命とは20~30年くらいの差があるとわかります。
いくつになっても自分の歯で食事をするためにも歯の寿命を延ばすことができたら嬉しいですよね。
歯の寿命が短いと平均寿命が長くても健康な毎日を送ることはできないでしょう。
実際に平均寿命は80歳を超えていますが、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間である「健康寿命」は、2019(令和元)年で男性72.68歳、女性75.38歳とわかっています。
「平均寿命」と「健康寿命」の差は、歯の本数も関係があるといっても過言ではありません。
より多くの歯を残して健康的な毎日を送りましょう。
(出典:厚生労働省e‐ヘルスネット_平均寿命と健康寿命 より)
歯の寿命を短くする原因
ここからは歯の寿命を短くする原因1・2位をご紹介します。
歯周病
歯を失うリスク第1位は歯周病です。
歯周病とは細菌感染症のひとつで、自分では気付かないうちにあっという間に進行するためお口の中のサイレントディジーズといわれています。
歯周病の主な原因は、細菌のかたまりである「歯垢(プラーク)」です。
食事をした後に歯に付着した食べかすが残り、歯磨きで取り切れないとその中で細菌が増殖して歯垢がつくられます。
歯周病の初期症状はほとんどなく、歯ぐきの腫れや出血が引き起りますが痛みはありません。
そのため放置する方も多く歯を支えている顎の骨は溶かされてしまい歯がグラグラと動き始めます。
そして最悪の場合、顎の骨で歯を支えきれなくなり歯が抜け落ちてしまうこともある恐ろしい病気なのです。
とくに中高年になると歯周病にかかるリスクが高まりますので注意が必要です。
むし歯
むし歯は、歯を失うリスク第2位の病気です。
むし歯も初期症状に乏しくあっという間に進行するため注意が必要です。
むし歯になる4つの条件をみてみましょう。
歯質
生えてきたばかりの永久歯や乳歯は歯質がやわらかくてむし歯のリスクが高まります。
定期的にフッ素塗布を行いむし歯になりにくい歯に育てましょう。
むし歯菌
むし歯の細菌がお口の中にいなければむし歯になることはありません。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはむし歯の細菌は存在しておらず、細菌感染することでむし歯が引き起こされます。
糖分
食べものの中でも糖分を多く含むものばかりを好んで食べるとむし歯になりやすい傾向があります。
むし歯菌は糖が大好物で、分解する際に酸を生成することで歯を溶かしてしまうのです。
そして歯を溶かして穴が空いた状態がむし歯です。
時間
だらだら時間をかけて食事やおやつを食べる習慣がある方はむし歯になりやすい傾向があります。
理由は、おやつや食事を摂る時間が長いとそれだけ歯が酸にさらされる時間が長くなるからです。
歯の本数が多い方は歯並びがいい
次に歯の本数が多い方は歯並びがいいのか、8020運動を基準にみてみましょう。
何歳で何本あるといいの?
8020運動を達成された方々の歯並びを調査した結果「上下の6番目の歯の噛み合わせがよい」方が多いとわかりました。
このことからわかることは、よい歯並びに整えることで将来残せる歯が多くなるということです。
8020運動とは
そもそも8020運動とは、80歳で20本の歯を残そうという運動のことです。
以前までは「できるだけ多くの歯を残しましょう」という目標でしたが、数値化することで目的が明確化しました。
19本以下に比べて20本以上歯があることで自分の歯でしっかり何でも食べることができることがわかっているため、20本が目標の本数になったのです。
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歯並びが悪いと歯の寿命は短くなるの?
じつは、歯並びが悪くても歯の寿命を短くする直接的な関係はありません。
しかし、歯並びが悪いと歯の寿命が短くなるためよい歯並びに整えておいた方がよいと聞いたことがある方もいるかもしれません。
これは間接的に悪い歯並びにより歯の寿命を短くするリスクがあるということです。
お口が渇く
出っ歯や受け口など歯並びが悪い方は唇をしっかり閉じることができないため、口呼吸になる傾向があります。
通常は鼻で呼吸するのですが、口呼吸になるとお口から空気を吸い込むため乾燥しやすくなります。
お口が渇くということは、唾液があまり分泌しなくなるため「自浄作用」や「抗菌作用」などの唾液の働きが十分に得られません。
その結果、お口の中を清潔に保つことができなくなるためむし歯や歯周病のリスクが高まるのです。
口呼吸を放置しておくと、唇で前歯を抑える力がかからないためより歯並びが悪くなる傾向がありますので早めに歯並びを整えることが大切です。
清掃不良
歯並びが悪い方は、歯並びがよい方に比べると清掃不良になりやすいことがあるのです。
そもそも毎日歯磨きを行っている方であっても完璧にむし歯や歯周病の原因となる歯垢を除去することは難しいといわれています。
それに加えて歯並びが悪いとより歯磨きがしにくくなりますよね。たしかに歯磨きが完璧にできていて歯垢をしっかり除去できれば、むし歯や歯周病にかかることはありません。
歯並びが悪いと清掃不良になることがあるため適切なブラッシング方法を身に付けることが大切ですね。
歯ぎしりや食いしばり
歯ぎしりや食いしばりの改善には噛み合わせをしっかり診断する必要があります。
上下の噛み合わせが乱れていると、一部の歯に負担がかかり歯ぎしりや食いしばりをしたときに歯が割れたり折れたりするリスクがあるのです。
その結果、歯を健康に保つことができなくなり寿命が短くなることも。
歯並びが悪いというのは審美的な問題だけではなく噛み合わせの乱れもありますので、矯正歯科で検査してもらいましょう。
歯並びを整えて歯の寿命を延ばそう
歯並びが悪い場合は、矯正治療を行うことがおすすめです。
当院では以下の矯正装置からライフスタイルに合わせて選択いただくことができます。
表側矯正
歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を貼り付けてワイヤーを通すことで歯並びを整える方法です。
当院では白や透明のブラケットを選択することができますので、できるだけ費用を抑えて
目立ちにくい矯正装置をお探しの方はご相談ください。
裏側矯正
裏側矯正は歯の裏側にブラケットを貼り付けてワイヤーを通すことで歯並びを整える方法です。
にっこり歯を見せても装置が見えないため、矯正治療をしていることを周りの人に気付かれにくいのが特徴です。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正とは取り外し式の矯正方法です。
マウスピース型のトレーを患者さんの歯並びに合わせて製作して、ご自分で装着していただくことで歯並びを徐々に整えます。
トレーは透明で装着しているときも目立ちにくいのはもちろん、食事や歯磨きの際はトレーを外すことができるため普段通りにお過ごしいただけます。
最後に
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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