投稿日:2024.3.27
意外と気にしたことがない?かみ合わせのセルフチェックリストをご紹介!
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
歯並びがガタガタしていたり、上の前歯が出てしまったりしている「出っ歯」の場合には、見た目が特徴的なので、ご自身でも自覚しやすい歯並びです。
これらの歯並びは、噛み合わせのバランスも悪くなっていることが多いですが、見た目はそれほど不正な歯並びではない場合でも、噛み合わせが悪いケースがあります。
そこで今回は、噛み合わせのセルフチェックについて詳しくご紹介します。
目次
噛み合わせのセルフチェックリストとは
- 口が開きにくかったり、顎の関節から音がしたりすることはありますか?
- 噛み合わせの高さが合っていないと感じることはありますか?
- 噛み合わせの位置が定まらないと感じることはありますか?
- 歯並びの悪さが気になることはありますか?
- 食事をする際には、左右どちらか偏った方で噛んでいませんか?
- 歯ぎしりや食いしばりはありますか?
1 顎の関節について
鏡の前で姿勢を正して、立ってください。
耳より少し前のくぼみの部分に手を当てて、「イー」と口を横に広げます。
そのまま、ゆっくり口を開けたり閉めたりします。
- 音がなる
- 左右にずれている
- 口を開ける時に違和感がある
- 指に感じる振動に左右差がないか
- ゆがんでいないか
これらの症状がある場合には、一度クリニックに相談することをおすすめします。
歯並びや噛み合わせの不正があると、顎に負担がかかります。
初期の症状は、口を開けると音が鳴る程度ですが、進行すると、「口が開きにくい」「食事をする時に顎が痛い」などの症状に進行する場合があります。
顎関節症を引き起こしてしまうと、負担がかからないようにマウスピースなどで歯を保護する必要があります。
そのまま放置して、症状が悪化すると、顎関節が変形して手術が必要な場合もありますので、早めに受診しましょう。
2 噛み合わせの高さが合っていないと感じますか?
高さが合っていない場合には、奥歯の噛み合わせが左右で異なる場合があります。
まずは、正しい姿勢で立って、奥歯でカチカチ音を鳴らしてみましょう。
左右から、同時にカチカチ音が鳴らない場合には噛み合わせの高さが合っていない可能性があります。
3 噛み合わせの位置
噛み合わせの左右の位置のズレを確認する場合には、正しい姿勢で立って鏡を見ながら「い」の口にして確認します。
この時、上下の歯が中央に揃っていると、噛み合わせのバランスを保てています。
しかし、真ん中の位置からずれている場合には、噛み合わせのバランスが悪い可能性があります。
次に、横の水平方向の向きを確認します。
奥歯で割りばしなどを噛むようにして、割りばしが水平を保っていると、バランスが取れています。
ただし、どちらかに傾いている場合には、噛み合わせのバランスが悪い可能性があります。
4 全体的な歯並びを確認
真ん中の位置から、左右に7本ずつ合計28本の歯が生えている状態で、上下の噛み合わせが2~3ミリ程度覆っている場合が正しい噛み合わせです。
また、前歯から奥歯にかけて、緩やかな放物線を描いているかも確認します。
また、横顔の美しさの指標のEラインもチェックしましょう。
日本人のEラインとは、鼻の先から顎の先端まで指で一直線にラインを引いた時に、唇が軽く触れる程度がよいとされています。
Eラインは、欧米の方の指標では、鼻の先から顎の先端までラインを引いた時に口元が内側に入っている状態です。
しかし、日本人の骨格を考慮して、このラインに触れる程度がよいとされています。
このラインより出ていると、口元が出ているので、受け口や出っ歯の可能性があります。
矯正では、横顔の美しさのバランスも考慮して治療をするため、横顔のラインが気になる方もお気軽にご相談ください。
5 偏った方で食事をする
食事をする時には、左右どちらも使ってバランスよく噛むことが大切です。
しかし、噛み合わせのバランスが悪い方や偏った方で噛むくせがあると、さらに噛み合わせが悪くなる傾向になります。
偏った方で噛むくせがある方は、左右均等に噛むように改善しましょう。
どちらかで噛みにくい場合には、噛み合わせのバランスは悪いケースが考えられます。
そのまま放置すると、さらに噛み合わせが悪くなる可能性があるので、クリニックに相談しましょう。
6 歯ぎしり・食いしばり
寝ている時の歯ぎしりは無意識にしているので、非常に強い力がかかっている場合が多くなります。
強い歯ぎしりは、自分の体重より力がかかっているケースがあり、「朝起きた時に顎が疲れている」「歯がすり減っている」などの症状が見られます。
歯ぎしりは無意識なので、改善が難しく、歯を保護するために「マウスピース」を作ることをおすすめします。
また、噛み合わせのバランスが悪く、歯ぎしりをしている可能性もあります。
その場合には、噛み合わせを整えていくために治療をしましょう。
不正な歯並びの種類とは?
1 叢生 (歯がデコボコに生えている状態)
顎が小さく、歯が生えるスペースが足りないと、歯がデコボコして生えてきます。
この状態を「叢生」といいます。
歯が重なり合っていることが多く、汚れが残りやすく、歯ブラシが当たりにくいため、むし歯や歯周病のリスクが高い歯並びです。
「八重歯」を伴っている場合があり、歯の大きさと顎の大きさのアンバランスなども関係しています。
特に、日本人は顎が小さい傾向になり、叢生になりやすいと考えられています。
また、永久歯が生え変わる6~12歳程度の時期は顎も成長していますが、この時期にやわらかい物ばかり食べる習慣があると、十分に顎が発達せずに叢生に繋がることがあります。
2 出っ歯 (上の前歯が出ている状態)
上の前歯が出ている状態で、歯並びが原因になる場合と骨格が関係している場合があります。
どちらも、前歯が出ているので、見た目がコンプレックスになってしまうことも多い歯並びです。
また、前歯が出ていることで口が閉じにくく、お口の中が乾燥しやすくなります。
唾液には、細菌を洗い流す働きがあるので、口臭やむし歯、歯周病のリスクが高くなります。
3 受け口 (下の歯が前に出ている状態)
正しい歯並びは、上の歯が下の歯を覆っているのですが、噛み合わせが逆になって下の歯が出ている状態です。
出っ歯と同様に、歯並びに由来している場合と骨格が原因になる場合があります。
上顎の成長が足りないケースや下顎が過成長していることも考えられます。
遺伝的な要因もあり、骨格や歯の大きさなどは遺伝するので、両親のどちらかに受け口の方がいると、受け口になる可能性があります。
4 すきっ歯 (空隙歯列)
歯が並ぶスペースが余っていると、歯と歯の間にすき間が開いてすきっ歯になります。
すきっ歯は、前歯の一部分だけ開いている状態と全体的にすき間が開いている場合があります。
ただし、乳歯の場合には、今後乳歯より大きな永久歯が生えてくるため、すきっ歯でも歯並びが整うことがあります。
すきっ歯の原因は、通常より歯が少ない場合や顎が成長し過ぎてしまうことが考えられます。
5 開咬 (奥歯で噛んでいるのに前歯が噛み合わない状態)
奥歯でしっかり噛んでいるのに、前歯で噛んでいないので、前歯で食べ物がかみ切りにくい歯並びです。
また、きちんと口が閉じられないので、お口が乾燥しやすく、口臭、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
まとめ
噛み合わせのバランスが悪いと、顎に負担がかかってしまったり、きちんと噛めなかったりすることもあります。
まずは、噛み合わせのセルフチェックをして、噛み合わせのバランスが悪くなっていないか確認しましょう。
また、歯並びの不正に関しても、噛み合わせが悪くなる原因なので、当てはまっている方は一度クリニックに相談することをおすすめします。
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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