投稿日:2024.6.28
口内環境を改善!むし歯や歯周病を予防するためにサプリは有効?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
健康補助食品としてサプリメントを利用されている方も多いかと思います。
健康補助として、むし歯や歯周病予防に効果のあるサプリはあるのでしょうか?
ここでは、口内環境を改善するために有効なサプリについて紹介します。
目次
乳酸菌で口内環境を整えられる?
乳酸菌といえば、整腸作用があることでよく知られています。
「腸内フローラ」という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
腸内フローラには、1,000種類100兆個以上の腸内細菌の細菌叢(細菌の集団のこと)が存在します。
それと同じように、口内にも「口内フローラ」が存在するのです。
口内フローラには「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」が存在しますが善玉菌が優位な口内フローラに保つことが、おくちの健康に繋がるとされています。
乳酸菌は善玉菌ですから、乳酸菌を摂取することは口内環境を整えることに繋がるといえるでしょう。
口内環境の改善で注目されている乳酸菌とは
乳酸菌の種類もさまざまですが、口内環境の最善が期待できる乳酸菌をいくつか紹介します。
ロイテリ菌
ロイテリ菌とは、人の母乳から発見されたヒト型由来の乳酸菌です。
むし歯予防、歯周病予防、口臭対策、免疫力の向上など、さまざまな効果を期待することができます。
ロイテリ菌は90%が腸まで届きコロニーを形成してくれるため、効果的に摂取しやすい種類だといえます。
L8020
L8020とは、子どもの口内から発見されたヒト型由来の乳酸菌です。
むし歯予防、歯周病予防などの制菌効果を期待することができます。
L8020を2週間摂取し続けることで、歯周病の原因菌であるジンジバリス菌が44%減少したというデータもあります。
LS1
LS1とは、人の口内から発見されたヒト型由来の乳酸菌です。
むし歯予防、歯周病予防などの制菌効果を期待することができます。
LS1を歯周病菌と一緒にすると、24時間で歯周病菌を殺菌してしまいます。
むし歯の原因菌は減少しないものの、むし歯になりにくい環境にはできるという研究結果があります。
WB21
WB21とは、人の口内から発見されたヒト型由来の乳酸菌です。
ピロリ菌、歯周病菌、虫歯菌、カンジダ菌などの悪玉菌に対して抗菌作用を発揮します。
むし歯や歯周病の原因と口内環境の関係
むし歯や歯周病を予防するためには、どのような環境を目指すとよいのでしょうか?
むし歯や歯周病の原因と、予防法について簡単にまとめました。
むし歯の原因とは
「歯の質」「細菌」「食物」「時間」の4つの要素が重なるとむし歯の原因となります。
むし歯菌や磨き残しがそれぞれ存在するだけではむし歯にはなりません。
4つの要素全てがそろったとき、むし歯が発生するのです。
歯周病の原因とは
歯周病の原因は、歯周ポケット内に溜まるプラークです。
歯周病菌はプラークの中で繁殖し、活発に行動をします。
清掃不良や喫煙、ストレスなども歯周病の要因となるので注意が必要です。
むし歯や歯周病を予防する方法
むし歯や歯周病を予防するためには、以下のことに気を付けましょう。
- 食生活
- 歯磨き
- 生活習慣
だらだら食べや甘いものの摂取は控えましょう。糖質を含む飲料にも要注意です。
できればブラッシング指導を受け、適切なブラッシングを身につけましょう。
喫煙やストレス、睡眠不足といった生活習慣も改善していくことをおすすめします。
口内環境は全身疾患にも影響を及ぼす
腸内環境を整える「腸活」が大切だと言われるように、口内環境を整えることも全身の健康のために重要であるとされています。
口内の細菌は、口内でのみ活動するというわけではありません。
口内の細菌は簡単に血管に侵入することができるため、血流に乗って全身へと移動することが可能です。
糖尿病や認知症・心疾患・骨粗鬆症・早産など、口内の細菌が全身のさまざまな疾患を引き起こす可能性があるという報告が多くあります。
全身疾患を防ぐためにも、口内環境を整えることは非常に意味のあるものだと考えることができます。
矯正治療中の口内環境は悪化しやすい
矯正治療中は清掃しにくくなるため、口内環境が悪化しやすいといわれています。
特に取り外すことのできないワイヤータイプの矯正装置は、丁寧なお手入れが必須です。
矯正治療中に口内環境を悪化させないように、丁寧な清掃を心掛けましょう。
歯ブラシのみでは清掃が不十分になりやすいので、歯間ブラシやワンタフトブラシ・デンタルフロスなど清掃補助用具も併用しましょう。
歯間ブラシはワイヤーと歯との間にはさまる食べカスを取り除くのに便利です。
ワンタフトブラシは小回りが効くので、ワイヤーを歯に固定するブラケットという装置の周りを清掃するときに使用します。
デンタルフロスは糸のみのタイプを使うと、ワイヤー装置をしていても歯の間の歯垢を取り除くことができます。
詳しい使用方法やわからないことがあれば、歯科医院で相談しましょう。
無理に清掃すると、装置を破損したり歯や歯ぐきのような組織を傷つける恐れがあるため、正しい使い方をすることが大切です。
矯正治療前に知っておきたい口内環境の改善とは
矯正治療を終えたときにむし歯や歯周病が進行していることのないように、矯正治療を行う前からきちんと口内環境を改善しておきましょう!
むし歯
矯正治療の前にきちんとむし歯の治療をしておきましょう。
むし歯を治さないまま矯正治療を行うと、さまざまなリスクが考えられます。
例えばむし歯が進行した場合に一度矯正装置の除去をして矯正を中断することが必要になったり、歯が残せない状況になって矯正治療を続けられなくなるということもあります。
スムーズに矯正治療を行うためにも、むし歯の治療は早期に済ませておきましょう。
歯周病
矯正治療が始まると、これまで以上に歯周病が進行しやすくなります。
歯周病治療を受けてからの矯正治療をおすすめします。
歯周病治療を行わずに矯正治療を始めた場合におこりうるリスクとしては、歯を動かすために力を加えることで弱っている歯ぐきや骨にダメージを与えてしまう可能性がある、という点です。
歯周病が進行していると、せっかく矯正治療を行っても歯がグラグラしたり抜けたりする可能性があるため、注意が必要です。
親知らず
親知らずは、その生え方によっては矯正治療を行う前に抜いてしまうことをおすすめします。
抜くべき親知らずを抜かずに矯正治療を行うと、矯正治療で整えたはずの歯並びが徐々に乱れてしまうことがあります。
また、親知らずは清掃不良によりむし歯にもなりやすいため、抜歯を推奨されるような親知らずは早めに抜いておくのが妥当でしょう。
サプリもうまく活用して口内環境を整えましょう!
サプリはあくまでも健康補助食品ですが、口内環境を整える効果があるとされています。
しかしながら、サプリのみで口内環境を整えることは不可能といえるでしょう。
口内環境を整えるためには、ブラッシングを正しく行うことや歯科医院での定期健診をきちんと受けることなど、環境を悪くする原因を取り除いてあげることが大切です。
そのうえでサプリを使って善玉菌を増やすと、より口内環境を整えやすくなります。
口内環境を整えることは、全身の健康にも繋がります。
サプリのことを含め、口内環境をどのように整えたらいいのかお悩みの場合には、当院でお気軽にご相談ください。
横浜駅前歯科・矯正歯科は「横浜駅西口」から徒歩3分と駅から近く、平日夜間・土曜も診療しています。
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