投稿日:2024.7.16
歯列矯正中も電動歯ブラシは使えるの?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
以前は珍しかった電動歯ブラシも、今ではたくさんの方が歯磨きケアに使うことが多くなっているようです。
手動の手磨きでは時間がかかる歯磨きも、電動歯ブラシを使えば2分程で歯磨きが完了します。
お仕事などで忙しい方にとって電動歯ブラシは必須アイテムになりつつあります。
では、矯正治療をしている方も電動歯ブラシを使うことはできるのでしょうか?
今回は、矯正治療中の電動歯ブラシの使い方や矯正治療中に欠かせないケアアイテムのご紹介も含めてしていきます。
今、矯正治療をしている方もこれから矯正治療を始める方も便利な電動歯ブラシの正しい使い方について学べます。
ぜひ、最後までご覧いただき今後の口腔ケアにお役立て下さい。
目次
矯正治療中に電動ブラシは使っていいの?
矯正治療期間中の電動歯ブラシの使用は可能です!
矯正器具を付けていない方の場合、手磨きで歯の汚れを磨き落とすには10分間は必要と言われています。
では、矯正器具を付けた場合はどうなるでしょう?
ブラケットやワイヤーが歯に装着されその周りにも汚れが付くので、さらに歯磨き時間は長くなることが予想できると思います。
ですが、電動歯ブラシを使うと効率的に汚れを落とすことができます。
電動ブラシは1分間で2万〜3万回程振動するので、2〜4分程度の歯磨きで、プラーク(歯垢)を取ることができるんです!
矯正装置を付けて歯磨き時間が長いし面倒・・という方は、積極的に電動ブラシで矯正中のむし歯予防をするのがよいでしょう。
電動歯ブラシが向いている人と不向きな人の違い
電動歯ブラシの特徴を活かして使いこなすのがいいですが、向いている方とそうでない方がいます。
全員が電動歯ブラシが適しているわけではないのです。
ここでは、どのような方が電動歯ブラシに向いているのか、向いていないのかについてご説明していきます。
電動ブラシが向いている人
「歯並びがよくない」
歯並びがよくない方は、歯と歯の間に隙間があったり隣の歯と段差があったり歯が重なりあったりと、磨き残しができやすいポイントがお口の中にたくさんあり、むし歯のリスクも高い状態にあります。
しかし、電動ブラシの振動を利用することで歯ブラシが届かないところの汚れも粉砕してくれます。
「忙しい人」
日常生活が忙しいあまり歯磨きに時間がかけれなかったり、面倒になってしまう方も電動歯ブラシがおすすめです。
電動歯ブラシは振動数が毎分3万回程あるので、手磨きに比べて圧倒的に短い時間で磨くことができます。
清掃効率の高さを利用して、時間がない朝の歯磨きにも使いやすいでしょう!
「体にハンデがある人」
身体的なハンデで手が動かせない人やご年配の方で握力の低下や細かな動きをするのが難しくなってきた方には電動歯ブラシがおすすめです。
電動歯ブラシは自分で手を動かして磨く必要がなく、振動する力を利用して歯に当てるだけで汚れを取ることができます。
持ち手の部分が太いグリップになっているので握力が弱くなっている方も持ちやすさがあるでしょう。
手磨きが疲れてしまう方も電動歯ブラシを積極的に取り入れてみてはいかがでしょう。
【電動ブラシが向いていない人】
「歯ぐきの腫れが強い人」
歯肉炎(しにくえん)と言って、磨き残しのプラークが原因で歯ぐきが赤く腫れ歯を磨いたときに出血してしまう方がいます。
電動歯ブラシのパワーは強いので、歯ぐきの炎症が強い方は出血が多かったり歯ぐきが痛い場合もあります。
そのようなときには、手動の歯ブラシを使って優しく磨いてあげ、歯ぐきの炎症が治ってきたら電動歯ブラシに変えるのがいいでしょう。
歯ぐきの炎症の度合いにもよりますので、気になる方は歯科衛生士さんに相談してみましょう。
「歯ぐきが薄い人」
自分の歯ぐきが厚いのか薄いのかはご自身では判断できないと思いますが、歯ぐきの厚みには個人差があります。
歯ぐきが薄い方は繊細で刺激に弱い性質をしているので、電動歯ブラシのパワーが強く当たりすぎてしまうと歯ぐきが退縮する原因になります。
歯ぐきの退縮は知覚過敏につながりますので注意が必要です。
電動歯ブラシを使う時の3つの注意点
電動歯ブラシはむし歯や歯周病、歯肉炎の原因になるプラーク(歯垢)を効率よく落としてくれます。
ですが、手動の歯ブラシとは違うので使い方にも注意点がありますのでご説明していきます。
力を入れて磨かない
手動の歯ブラシではシャカシャカと手を動かして磨く必要がありましたが、電動歯ブラシは自動で振動するので手を動かすことはしなくていいです。
パワーも十分にあるので、歯に当てる時も押し付け過ぎたり一ヶ所を集中的に磨くことはしないように注意しましょう!
グッと歯に強く押し付けたり力が入ってしまうと、歯ぐきが退縮してしまうリスクがあります。
歯ぐきが下がることで歯の根本部分が見えてしまうので、むし歯や知覚過敏にもつながります。
歯ブラシの硬さは普通を選ぶ
電動歯ブラシはブラシの部分が取り外し式になっているので、歯ブラシの硬さを取り替えることができます。
柔らかめ・普通・硬めの3種類が基本的にありますが、普通を選ぶのがベターです。
歯ぐきや磨き残しの状態によって歯ブラシの硬さを変えるとより効果的なケアができるようになります。
自分にあった硬さが分からない場合は歯科衛生士に選んでもらうといいでしょう!
歯磨きジェルを使う
ほとんどの歯磨き粉の中には、茶渋汚れやプラークを取ってツルッと磨きあげられるよう研磨剤が配合されています。
しかし、電動歯ブラシはパワーが強いので研磨剤入りの歯磨き粉を使ってしまうと歯が磨かれ過ぎて歯が削れたり、知覚過敏を起こす原因になります。
研磨剤入りの歯磨き粉の成分表記には「炭酸カルシウム」「炭酸水素ナトリウム」「無水ケイ酸(シリカ)」などの名前が記載されています。
これらが含まれているものは選ばないようにしましょう。
研磨剤が含まれていない歯磨きジェルが歯に優しく電動歯ブラシとの相性もいいのでおすすめです。
矯正治療中に歯をキレイに磨くためのおすすめアイテム3選
これまで、矯正治療中の電動歯ブラシの効果についてご説明してきました。
他にも矯正治療期間に歯をキレイに磨くためのおすすめケアアイテムがあるのでご紹介します。
1.電動歯ブラシ補助アイテム
電動歯ブラシのセットには、歯を磨く歯ブラシ以外にも歯の隙間を磨く歯ブラシや歯ぐきマッサージ用のブラシなどがあります。
ケアする目的に合わせて使うことができるので、小さいヘッドの歯ブラシがセットに付属しているときには、ブラケット周りや歯並びにガタつきがある部分を効果的に磨くことができるので積極的に使っていきましょう!
2.歯間ブラシ
矯正治療で歯と歯の間に隙間ができたときに効果的なのが歯間ブラシです。
歯ブラシでは汚れが落としきれない歯の隙間をキレイに磨くことができます。
さらに歯間ブラシはブラケット周囲を磨くこともできるアイテムでもあります!
ブラケット周りは特にプラークが付きやすく歯ブラシではケアしにくいところでもあります。
歯間ブラシでブラケット周りをなぞるように磨いたり、ワイヤー下に歯間ブラシを入れて細かな汚れを取ることができます。
1つのアイテムで色々な使い方ができるおすすめアイテムです!
3.デンタルフロス
歯と歯が接触している部分は歯ブラシの毛も、もちろん歯間ブラシも入れることができません。
歯と歯の間はデンタルフロスでプラークを使いましょう。
特に唾に触れると糸が膨張するフロスは効率よくプラークを除去してくれます!
最後に
歯並びが気になる方は、当院へお気軽にご相談ください。
矯正専門のカウンセラーが詳しくお話させていただきます。
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※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。