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ブログ

投稿日:2024.11.25

プラークコントロールやPCR値ってなに?

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます!

歯 プラーク PCR口の中の汚れを落とすために毎日歯磨きをしているのに、むし歯や歯周病になってしまったことはありませんか?
プラークは目には見えにくいため、ご自分で把握しにくいです。

そこで、歯垢を目で見えるようにする染めだしがあります。
患者様に口の中の汚れを把握してもらうだけでなく、数値化して汚れの状況を知ることもできます。
そこで今回は、口の中の汚れに関係するプラークコントロールや汚れの数値化についてご紹介します。

プラークコントロールとは?

プラークは歯垢とも呼ばれ、歯の表面に残っているネバネバした物質です。これは、細菌の塊です。
唾液の働きで細菌を洗い流す効果があるのですが、唾液の流れが悪い場所に付いてしまうと細菌が増殖し始めて、徐々にプラークを形成します。

むし歯の原因になる細菌は、落ちにくいプラークを形成しやすいため、早めに除去することが大切です。
また、プラークが放置されると、歯周病のリスクも高くなります。

むし歯も歯周病の自覚症状が少ない疾患のため、気づいた時には進行していることも少なくありません。
そのため、毎日正しいセルフケアでプラークをコントロールします。

プラークコントロールは、キレイな口内環境を維持することやむし歯や歯周病の予防のために重要です。

プラークコントロールの方法

1 正しいブラッシング

歯 プラーク PCR

プラークが残らないようにするためには、正しいブラッシングが大切です。
毎日歯磨きをしているのに、むし歯や歯周病になったことはありませんか?
歯並びの悪い部分や苦手な所はプラークが残りがちです。
その部分はむし歯や歯周病のリスクが高くなります。

「奥歯の溝の部分」「歯と歯の間」「抜けた歯の周り」「歯と歯茎の境目」「歯の重なりあった部分」は汚れの残りやすい部分です。
この部分は特に毎食後、丁寧に磨くようにしてくださいね。

歯を磨く時は、1~2本を目安に細かく磨くことが大切ですが、お口の中は1人1人異なるため、汚れが残っている所は、歯医者で磨き方を確認しましょう。

2 デンタルグッズを併用する

歯 プラーク PCR歯ブラシだけでは全ての汚れを落とし切ることが難しいため、デンタルフロスや歯間ブラを併用して汚れを落としましょう。
デンタルフロスは、柄がついているタイプと糸巻タイプがあります。

柄がついているデンタルフロスは、初めての方でも通しやすい形態です。糸巻タイプは、指に糸を巻き付けて汚れを落とすため、慣れるまで少しコツが必要ですが、コストを抑えることができます。
歯間ブラシは、歯と歯のすき間に合わせて多くのサイズが展開されています。
大きいサイズを無理に通そうとすると、歯茎を傷つけてしまうこともあるため、サイズ選びに迷ったら歯医者で確認しましょう。

デンタルフロスも使い方が分からなかったら、定期検診の時にご案内できますので、お気軽にご相談ください。

3 定期検診を受ける

歯 プラーク PCR歯磨きのくせは習慣になることが多く、磨き残しは同じ部分に残ってしまいがちです。

ご自分では気づきにくいことも多く、その部分にトラブルが起きてしまうことも。
定期検診を受けていると、むし歯や歯周病ができていても初期の段階で対処できるだけでなく、汚れのついている場所を確認できたり、その部分の磨き方を知ることができたりします。

また、クリーニングをして口の中の汚れを除去して、歯面を磨くことで歯がつるつるになり、汚れが着きにくくなります。
汚れがついたままになっていると、その部分が歯石になってざらざらするため、さらに汚れが着きやすい悪循環になります。

そのため、定期検診で汚れを除去しておくと、汚れがつきにくくなりますし、さっぱりした感じで歯医者の対するイメージも良くなるでしょう。
治療で通院するのではなく、予防で歯医者に通うことで、患者様の大切な時間や費用を軽減することにもつながります。

プラークを付きにくくするためのポイント

口に合った歯ブラシを使う

歯ブラシは、毛先の硬さ、ヘッドの大きさ、毛先の形状など様々な形があります。
ヘッドの大きさは、口の大きさに合わせて選びましょう。
小さなヘッドは、お口の小さい方や細かい汚れを落としやすくなります。
歯 プラーク PCR
また、大きなヘッドは1度に汚れを落としやすい傾向があります。
歯茎の境目は汚れが残りやすい部分なので、毛先は細くなっているタイプの歯ブラシがおすすめです。
歯茎の境目に入り込ませるように45度位に当てて、細かく動かしましょう。

自分に合った歯磨きの仕方を確認する

苦手な部分や歯が重なり合っている所は汚れが残りやすい部分です。
むし歯や歯周病になりやすく、歯磨きの仕方が改善していないと再発を繰り返してしまうこともあります。
定期検診の際に汚れが着いている部分をチェックして、その部分の汚れの落とし方を確認ができます。

歯磨きの頻度

歯磨きの頻度は、食事や間食をした後に磨くことがおすすめです。
外出先などで、歯磨きができない場合にはうがいをするだけでもプラークが落ちやすくなるため行いましょう。

特に、寝ている時間は口の中が乾燥しやすく、唾液の効果が弱くなるため寝る前は念入りに歯磨きをしましょう。
殺菌効果のあるマウスウォッシュを使う時は、寝る前や朝起きた時に行うと効果的です。

PCR値って何?

歯 プラーク PCRPCR値とはプラークコントロールレコード(Plaque Control Record)の略で、口の中のプラークがどの程度残っているかを評価する値です。

どの程度歯磨きができているのかを数値化して、PCR値で確認ができます。

口の中を染めだして、どの程度プラークが残っているか検査します。
PCR値はプラークが残っている割合を%で表示します。

口の中の汚れが少ないほど、割合は低くなるため、プラークコントロールが良いことを示しています。

PCR値の測定方法

1 歯の面を乾燥させて、汚れが着いていると歯が染まる薬剤を着けます。この薬剤を塗布すると、プラークに反応して色がつきます。(赤や紫など)

2 歯の表側、裏側、近心(手前側)や遠心(奥側)の4つの面に分けて、付着しているプラークの有無を記録します。

3 付着していたプラークの付着部位の数を割合で示します。

PCR値の目安

PCR値は、20%以下はプラークコントロールが良好とされています。
口の中の汚れには細菌が多くひそんでいるため、できるだけ汚れを残さないことが大切です。

そのためには、毎日の丁寧なセルフケアと定期的な検診で汚れを除去するクリーニングが有効です。
しっかり磨いているつもりでも、PCR値を測定してみると50%を超えている場合もあります。

ご自分の口の中を把握するために、プラークが目で見て数値化ができるため、汚れが残っている方に有効な方法です。

まとめ

プラークコントロールがきちんとできていると、むし歯や歯周病などのお口のトラブルを未然に防ぐことができます。
そのためには、毎日のセルフケアが重要です。

毎食後に歯磨きをすることや歯ブラシだけでは足りない部分はデンタルフロスや歯間ブラシなどのデンタルグッズを使用することで、細かい汚れも落としやすくなります。
歯が重なり合っている部分はセルフケアがしにくく、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。

そのため、歯並びを改善する矯正治療がおすすめです。
矯正には様々なメリットがあります。

当院は、様々な歯並びの症状に応じて、矯正治療を行っていますので、お気軽にご相談ください。
また、自分では気づきにくい汚れは定期的な検診で汚れを落としましょう。
自覚症状のないむし歯や歯周病の初期の段階で見つけやすくなります。

歯並びが気になる方は、どんな些細な内容でも当院へお気軽にご相談ください。

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