投稿日:2024.8.23
矯正で歯が動きやすい人の特徴とは?治療を効率よく進めるためのポイントを解説します!
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
矯正治療の治療期間は長く、全顎矯正の場合には2〜3年程の治療期間が必要になるのが一般的です。
キレイに歯並びが整った理想的な状態を目指して、できるだけ早く矯正治療を終えたいと考えている方も多いでしょう!
矯正期間は歯が動くスピードに左右されますので、動くスピードが早い人であれば矯正期間は短くなりますし、逆に歯の動きが遅い人は当初予定していた治療期間よりも伸びることもあります。
では、歯が動きやすい人の特徴にはどのようなものがあるのでしょう?
マネをできるところがあれば取り入れていきたいですよね!
今回は、歯列矯正をしている人とこれから矯正を考えている人に向けて、歯が動きやすい人の特徴についてご説明していきます。
矯正治療を遅らせてしまう原因につながることもお話しますので、ぜひ最後までご覧いただきお役立て下さい。
矯正治療の一般的な治療期間はどのくらい?
歯列矯正での治療期間は、全体的な矯正か部分的な矯正かによって変わります。
また、矯正治療の方法によっても治療期間は異なります。
全体的な歯列矯正の場合
基本的にはワイヤー矯正かマウスピース矯正で治療を進めます。
全体的な歯列矯正をワイヤー矯正でおこなう場合、1年半〜2年半ほどの治療期間が一般的になります。
マウスピース矯正の場合には、1年〜2年ほどの治療期間となります。
部分的な歯列矯正の場合
部分的な矯正でも、ワイヤー矯正とマウスピース矯正のどちらの方法でもおこなうことができます。
ブラケット装置とワイヤーを表側につける「表側矯正」では、3〜6ヶ月ほどの短期間で治療を終えることができます。
マウスピース矯正では6ヶ月〜1年ほどの治療期間が一般的です。
ワイヤー矯正の中でも、矯正装置が目立たないように歯の裏側に装置をつける「裏側矯正」がありますが、6ヶ月〜2年ほどと他の矯正方法に比べると長期間になりがちです。
こちらで紹介した矯正治療の期間は一般的な目安になりますので、実際には診断をしてみないとはっきりとしたことは分かりません。
どのくらい歯並びがズレているのか、どのような治療方法を希望しておこなうのかで治療期間は変わりますので、きちんと自分の状態を把握するためにもまずはカウンセリングを受けてみるのがおすすめです!
★併せてお読みください
>>治療期間が短いのはなぜ…?~部分矯正の魅力~
歯列矯正で歯が動きやすい人の5つの特徴
歯列矯正をおこなう上で、どのような人が歯が動きやすいのか知っておきたいですよね。
ここでは歯の移動スピードが早い人の特徴についてお話していきます。
1.成長期で年齢が若い
お子様や10代の人であればまだまだ顎の骨も成長の過程であるため、顎の骨も柔らかいぶん歯の移動がしやすいです。
顎の成長が終わる20歳頃までに歯列矯正をしておくとスムーズに矯正治療が進むでしょう。
2.症状が軽度
歯列のばらつきが軽度であれば、歯の移動距離も少なくてすみます。
「歯が動きやすい」というよりは、「歯を動かす距離が短い」ため、矯正治療期間は短くなります。
しかし、歯の中にはなかなか動かない歯もあるので、症状が軽度であっても動かす範囲にどの歯が含まれるかによって、治療期間の長さには差が出てくるでしょう。
3.悪習癖(あくしゅうへき)がない
歯並びを悪くする原因になるクセのことを悪習癖といいます。
頬杖や食いしばり、歯ぎしり、口呼吸や舌で前歯を押すクセなどが含まれます。
このような習慣があると歯に力がかかるため、矯正治療の邪魔をしてしまって歯の移動を遅らせる原因になります。
逆に悪習癖がない人は、歯の動きを阻害せずに治療をおこなえるので矯正治療もスムーズにいきやすいでしょう。
★併せてお読みください
>>舌癖って何?矯正との関係性について
4.新陳代謝がいい
矯正治療では歯の移動のために、顎の骨の吸収と再生が交互におこなわれています。
歯を動かす方の骨が溶け、後方には新しい骨が作られてきます。
このサイクルが繰り返されながら歯はじわじわと移動していき、最終的にキレイな歯並びへと整えることができます。
体の新陳代謝も関係していて、代謝がよければ骨の吸収と再生のサイクルが頻繁におこなわれて歯の移動するスピードも上がります。
そのため、新陳代謝がいい人は歯の動きもいいと言えます。
5.矯正治療に必要なルールを守っている
歯科医師の指示に従って矯正治療を進めていくことは、予定した治療期間で矯正を終えるためにもとても重要なルールになります。
特にワイヤー矯正では歯科医師にワイヤーを調整してもらって歯の移動が進みます。
そのため、矯正予約日に来院しなかったり通院間隔が守れないと治療が進まず治療計画通りにはいかなくなります。
マウスピース矯正では、着脱を自分で自由にできますがその分自己管理がとても大切になってきます。
装着時間は1日20時間以上が一般的ですが、装着忘れや紛失などが起きると、その期間中歯の移動は進みませんので矯正治療期間は伸びることになります。
それぞれの矯正治療法にあったルールがありますので、きちんと守ることで歯の移動もスムーズになります。
矯正治療が長くなるのはどんな人?6つの特徴
矯正治療で歯が動きやすい人の特徴を先にご説明しましたが、治療期間が伸びてしまう人にはどのような特徴があるのでしょう?
ここでは、治療期間が長引いてしまう人についてお話していきます。
ご自分に当てはまることがあれば、今からでも改善することで矯正治療をスムーズに進められるようになるでしょう!
1.歯科医師の技術が不足している
どのような治療方法が合っているのか選んでくれたり治療計画を立ててくれるのも歯科医師です。
矯正治療は歯科医師の経験や技術力にも関係してきます。
2.歯科医師の指示を守っていない
歯科医師の指示を守らないことも矯正治療を長引かせてしまう原因になります。
特にワイヤー矯正で調整が必要な場合に来院が守れないとどんどん治療期間が伸びてしまいます。
マウスピース矯正も自己管理が大切になってきますので、自分できちんとルールを守れないと予定していた治療期間よりも長くなってしまいます。
歯科医師の指示に従って矯正治療を進めていきましょう!
★併せてお読みください
>>マウスピース矯正を成功させるための6つのポイント!
3.歯並びが重度の状態である
歯並びがデコボコしていて矯正治療の難易度が高い人や抜歯をしていて歯の移動距離が長い人は治療期間も長引く傾向にあります。
実際には歯が動いていても、移動距離が長いせいでなかなか歯の移動した実感を持てない方もいるでしょう。
4.むし歯や歯周病がある
矯正治療は長期的になるのが一般的ですので、治療途中でむし歯や歯周病悪化のリスクもあります。
症状が出てしまうと矯正を中断して治療の方を優先させなければいけなくなるので、矯正は後回しになります。
★併せてお読みください
>>矯正する上でリスクの高い人はどんな人?
5.歯ぎしりや食いしばりがある
歯ぎしりや食いしばりがあると矯正治療以外の大きな力が歯にかかってしまい、歯の移動の邪魔をしてしまうことになります。
思うような方向に移動できなかったり、歯の動きをにぶくしてしまうことにもつながります。
6.アンキローシスの症状がある
アンキローシスとは、歯と歯を支えている顎の骨が癒着してしまっている状態のことをいいます。
顎の骨に衝撃がかかり損傷してしまった時に起こりやすいと言われていますが、ご自身で気づくことは難しいでしょう。
癒着が起きている場合、なかなか歯の移動はおこなわれず動きにくさが出てくるでしょう。
当院では、アンキローシスが疑われる場合、本格的に治療を始める前に一定期間、歯がしっかり動くかどうかを経過観察する期間を設けておりますのでご安心ください。
最後に
今回は、歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴に加えて動きにくい人についてもお話しました。
歯の移動を阻害してしまう悪習癖は、矯正治療完了後も後戻りや再矯正治療になったりと、歯並びを乱してしまう原因につながるので当てはまる人は改善することをおすすめします。
歯並びが気になる方は、どんな些細な内容でも当院へお気軽にご相談ください。
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