投稿日:2024.12.9
矯正治療の最終微調整(ディテーリング)はどんな治療?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます!
矯正治療が開始すると、定期的に調整を行いますが、その中でいくつかのステップがあり歯並びを整えています。
今回は矯正治療の最終微調整(ディテ―リング)も含めて、矯正治療の各ステップをご紹介します。
聞きなれない言葉かもしれませんが、今どの段位に進んでいるか知っておくと、治療のモチベーションにつながりやすくなります。
そこで今回は、矯正の最終微調整(ディテ―リング)も含む矯正治療の各ステップについてご紹介します。
目次
矯正の4つのステップ
矯正治療の中でも段階的に歯を動かします。
その中で主に4つのステップで歯並びを整えていきます。
矯正の4つのステップをご紹介します。
STEP1 歯を並べるステージ【レベリング】
矯正の最初のステップは、歯列に沿って歯を並べることから始まります。
凸凹している歯を正しい歯列に動かすため、見た目が大きく変化する時期です。
この時期は、矯正治療をスムーズに行うための準備のステップになります。
歯を並べるステージでは、まだかみ合わせのバランスは整っていない状態です。
STEP2 歯の傾きを整えるステージ【トルクコントロール】
歯の傾きやねじれを解消して、歯軸が正しい位置になるように調整します。
歯を並べるステージと比較すると、大きな変化が少ないですが、正しいかみ合わせや歯並びのために大切なステップです。
STEP3 スペースを閉じるステージ【スペースコントロール】
歯と歯のすき間を閉じるように調整します。
患者様の歯並びによって調整方法が異なる場合がありますが、ゴムかけをすることがあります。
ゴムかけは患者様自身に行っていただきます。
毎日きちんとゴムかけをしていただくと、すき間がスムーズに閉じるため、頑張っていただきたいポイントです。
※非抜歯の方はこのステップがありません。
STEP4 最終的な微調整【ディテ―リング】
最終的な微調整は、かみ合わせのバランスを整えたり、軽度のがたつきなどを改善したりします。
また、歯の位置・角度・歯の向き・歯のすき間も最終確認します。
見た目が改善しているだけでなく、かみ合わせのバランスまできちんと整っていることが矯正のゴールです。
最終調整は、ワイヤーで行う場合とマウスピースに移行して行う場合があります。
ワイヤー矯正の方は、そのままワイヤー矯正で調整を行うケースが多いですが、装置のポジションを変えたり、仕上げ用のマウスピースを使ったりして、細かいバランスを整えます。
このステップが終わると動的矯正期間が終了します。
ただし、歯並びが整っていますが、歯はまだ元の位置に戻ろうとする後戻りの可能性があります。
そのため、整った歯並びを維持するための「保定期間」があります。
保定装置は取り外し式の装置を使うことが多く、マウスピースで対応することもあります。
矯正の治療の流れ
STEP1 初回カウンセリング
歯並びや口元のお悩み、改善したいことや矯正についてお話をお伺いします。
矯正治療は初めて治療をすることが多く、分からないこともあると思いますので、不安なことはご相談ください。
矯正費用のことについてもお話させていただきます。
STEP2 精密検査
精密検査は、レントゲン撮影・CT撮影・口の型取り・顔や口の写真撮影などを行います。
この精密検査の情報を元に治療計画を立案します。
STEP3 検査結果と診断
カウンセリングの内容と、精密検査の情報を元に治療のご提案をいたします。
歯並びの症状によって治療が可能な矯正治療の種類が異なる場合がありますが、この段階で治療の種類も選ぶことができます。
また、矯正費用の目安の費用もお伝えできます。
(クレジットカード払いやデンタルローンも対応していますので、ご相談ください。)
STEP4 治療開始
治療計画の時のデジタルデータを元に矯正装置を作製します。
当院はグループ内に技工所を持つため、技工士と歯科医師との連携を密に取りやすく、スムーズな対応が可能です。
裏側矯正は約3週間に1度の調整、マウスピース型矯正は歯並びの状態にもよりますが、数カ月に1度の調整になります。
STEP5 保定期間
治療計画通りに歯並びやかみ合わせが整ったことを確認して、矯正装置を除去します。
歯並びが並んだばかりの時期は、歯が元の位置に戻ろうとします。
そのため、保定期間は保定装置を使って整った歯並びを維持します。
矯正の種類
歯並びの状態や患者様のご希望によっていくつか矯正方法をご提案できます。
それぞれに特徴がありますので、どの矯正治療が合っているか比較していただいて治療をスタートしてくださいね。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯にブラケットという小さなパーツをつけて、ワイヤーを通して矯正力をかけて歯を動かす方法です。
歴史のある方法で、多くの矯正歯科で対応しています。
・表側矯正
歯の表側にブラケットとワイヤーをつけて歯を動かす方法です。
大幅に歯を動かす症例にも対応しており、多くの歯並びに適用することが可能です。
従来は金属の装置が多かったため、矯正中の見た目が気になる場合がありましたが、白い審美ブラケットや審美ワイヤーも選択できるようになり、見た目が分かりにくくすることもできます。
固定式の装置のため、矯正治療がスタートすると基本的に歯を動かす期間は装置がついています。
・裏側矯正
歯の裏側にブラケットとワイヤーをつける方法です。
矯正装置が歯の裏側につくため、装置の見た目が目立ちにくい矯正方法です。
矯正装置の見た目が気になって治療を迷っている方におすすめの方法です。
ただし、歯の裏側に装置をつけるため、歯科医師の技術力や経験が必要で対応している歯医者が限られていますが、当院では多くの裏側矯正の患者様を治療していますので、お気軽にご相談ください。
固定式の装置のため、矯正治療がスタートすると基本的に歯を動かす期間は装置がついています。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、歯をスキャンして口にぴったり合ったマウスピースを作製します。
1週間~10日程度で少しずつ形の違うマウスピースに交換しながら、歯並びを整える方法です。
透明の薄いマウスピースを使用するため、装着している時の見た目が分かりにくい方法です。
また、取り外しができるため、食事や歯磨きを矯正前と同様に行うことが可能です。
ただし、取り外しができる分自己管理が必要な方法です。
1日20~22時間の装着が必要ですが、食事をした後などに外している時間が長くなってしまうと治療計画通りに歯が動かない可能性があります。
また、マウスピース型矯正は1度に多くのマウスピースを作製しますが、マウスピースが合わなくなってしまう場合があります。
そうすると、新しいマウスピースを作製するために1ヶ月程度かかるため、予定していた治療期間より長引いてしまう可能性があります。
そのため、きちんと決められた時間マウスピースを装着する必要があります。
まとめ
矯正治療の各ステップについてご紹介させていただきました。
スタートした時の歯を並べている時期が一番変化を感じやすい時期で、その後は歯の傾きなどを調整していきます。
スペースを確保するために抜歯した方は、すき間を閉じるために歯を調整していきます。
その後、最終微調整のためのディテ―リングを行います。
かみ合わせのバランスや整った歯列に沿っているかなどを確認します。
矯正の流れを知っておくと、今自分がどの段階か把握することができます。
そのほかに気になることや知りたいことがありましたら、お気軽にご相談ください。
歯並びが気になる方は、どんな些細な内容でも当院へお気軽にご相談ください。
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※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。