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投稿日:2025.2.25

矯正治療中はどんな歯磨き粉を使うのがおすすめ?

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

矯正中はいつもと口の中の環境が変わるので、セルフケアの方法で気になることも出てくるのではないでしょうか。

矯正治療の方法にもよりますが、ワイヤー矯正の場合、今まで以上に装置の周りを丁寧に磨く必要があります。
そこで今回は、矯正中にどんな歯磨き粉を使うのがおすすめかについてご紹介します。

矯正中の歯磨きのポイント

矯正の中でもワイヤー矯正とマウスピース型矯正で異なりますが、ワイヤー矯正の場合、ブラケットや装置の周りに汚れが着きやすい特徴があります。
元の歯並びの症状にもよりますが、平均の矯正期間は1年半~3年程度の期間がかかることが多いため、その期間中に歯磨きを怠ってしまうとむし歯や歯周病のリスクが増えてしまいます。

大切な歯を健康に維持するためにも、矯正期間中に正しい歯磨きの方法を身につけて口内環境を維持することが大切です。
ワイヤー矯正は、1ヶ月に1度程度通院して調整をするため、その都度汚れがついていないか確認します。

汚れが着いている部分の落とし方も確認できますので、お気軽にご相談ください。
マウスピース型矯正の場合、食事の際にマウスピースを外すため、今まで通りの歯磨き方法で大丈夫です。

ただし、汚れが残ったままマウスピースを長時間つけていると、細菌が増えやすい環境になるため、しっかり汚れを落とすことが重要です。

矯正中の歯磨き粉に入っていると良い成分とは?

歯磨き粉の成分は、目的に応じて選ぶと効率的に口の中をきれいにすることができます。
「むし歯予防」「歯周病予防」を目的にしている歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
また、着色汚れがつきにくくなる「ホワイトニング効果」がある物も着色がつきやすい方におすすめです。

ただし、歯の色自体が白くなるのではなく、着色がつきにくくなる、くすみが改善するなどの効果なので、歯医者で行うホワイトニングとは異なるため、ご注意ください。

むし歯予防のためのフッ素

フッ素には、「むし歯菌の働きを抑制する」「歯の再石灰化を促進する」「歯の質を強くする」3つの働きがあります。
そのため、むし歯予防に効果が見込めます。

歯磨き粉に含まれているフッ素の濃度は、1500ppmが最大濃度と決められているため、できるだけ濃度の高い歯磨き粉を使うことがおすすめです。
2023年からお子様の推奨フッ素濃度も変更され、5歳頃までは1000ppm程度、6歳以上のお子様は大人と同様に1500ppm程度まで推奨するように変更になりました。

歯科医院で3ヶ月に1度塗布できるフッ素濃度は9000ppmですが、毎日使用する歯磨き粉は1500ppm程度までに決められています。
歯医者で塗布するフッ素と歯磨き粉を併用することもできますので、むし歯予防のために
定期検診の際にフッ素塗布を行うと良いですね。

殺菌効果がある塩化セリルピリジウム・塩化ベンザルコニウム

口の中は多くの常在菌がいますが、汚れが残ることで増殖しやすくなります。
むし歯や歯周病は細菌感染症のため、磨き残しがあることでむし歯や歯周病のリスクが高まります。

そのような状態にならないように、殺菌効果が含まれている歯磨き粉が細菌に働き、細菌の繁殖を抑制して口内環境を整えてくれます。

歯周病予防には塩化ナトリウム・トラネキサム酸

歯周病は、歯周病菌が感染すると歯茎の腫れや出血を引き起こす疾患です。
塩化ナトリウムやトラネキサム酸は歯茎の炎症を抑えたり、歯茎の血行を促進したりします。

歯磨き粉に入っていると注意が必要な成分とは?

歯磨き粉の中で研磨剤入りの歯磨き粉は、着色汚れや歯垢を落としやすくする働きがあります。
「リン酸カルシウム」や「粒上炭酸カルシウム」がこの研磨剤に当たる成分です。

メリットとデメリットがあり、メリットは着色汚れを落としやすいメリットがありますが、使い過ぎると、エナメル質を傷つけてしまう可能性があります。
歯の表面に細かい傷が付くと、その部分に着色や歯垢が着きやすくなってしまうため、汚れが着きやすい環境になります。

また、エナメル質の内部には象牙質がありますが、エナメル質が削れて象牙質の部分は露出してしまうと、知覚過敏の症状が出て冷たい物がしみる可能性があります。
歯磨き粉の成分として入っているため、基本的には安全な成分ですが、使い過ぎると傷がついてしまう可能性があるため、使う頻度に気をつけてくださいね。

矯正中の歯ブラシ選びとは

ワイヤー矯正の場合

矯正をしていない方でも歯ブラシだけでは6割程度しか磨けておらず、デンタルフロスや歯間ブラシを使用した方が良いというデータがあります。
ワイヤー矯正の場合、ブラケットの周りに汚れが残りやすいため、歯ブラシの列が少ない矯正用歯ブラシや、ピンポイントに汚れを除去できる「タフトブラシ」もおすすめです。

また、毛先が山型になっており、ブラケット装置に対して当たりやすい歯ブラシもあります。
ワイヤー矯正の周りに汚れが残らないように、補助清掃用具を使いながら細かい汚れを落としましょう。

マウスピース型矯正の場合

マウスピース矯正マウスピース型矯正の場合は、取り外しができるため、好きな歯ブラシを使用しましょう
ただし、アタッチメントがついている場合は、その周りに汚れがつきやすい可能性があります。

その場合、タフトブラシを併用すると、汚れを効果的に落とすことができるためおすすめです。
マウスピース型矯正は、食事や歯磨きの時に取り外しができるメリットがありますが、食事をした後は歯磨きをする必要があります。

食後に歯磨きをする習慣をつけると、むし歯や歯周病予防にもなるため、口内環境を整えるために大切です。

歯磨きの仕方のポイント

汚れが残りやすい部分は、ワイヤー矯正の装置の周りや歯と歯の間、奥歯の溝の部分、歯茎の境目です。
その部分を細かく磨くようにしましょう。
歯ブラシの動かす範囲は、1~2本ずつ細かく動かしましょう。

歯と歯の間は矯正用のデンタルフロスもあるため、ワイヤー矯正をしている方も汚れを除去できます。
歯茎の境目は少し斜めに歯ブラシを入れるようにして(45度位)、細かく動かしましょう。

この部分は毛先の細い歯ブラシを使用すると、歯茎の境目の汚れに対してアプローチしやすくなります。

歯磨き粉や歯ブラシ、補助清掃用具選びで迷ったら調整の時にご相談いただくと患者様のお悩みやお口に応じて歯磨き粉や歯ブラシをご提案できます。

まとめ

矯正期間中は、ブラケットの周りや装置の周辺に汚れがつきやすいため、その周りの汚れをきちんと除去する必要があります。
矯正期間は、矯正前の歯並びにもよりますが、1年半から3年程度かかります。

この期間中、セルフケアが十分にできていないとむし歯や歯周病のリスクが高くなります
歯並びが整っていくと、歯が重なっている部分は歯ブラシが当てやすくなるため、徐々に歯磨きしやすい環境になっていきます。

矯正期間中は、1ヶ月程度で通院していただくため、そのタイミングで汚れがついていないか確認ができます。
その部分の落とし方もお伝えすることができるため、正しい歯磨きの方法を習慣にしましょう。

また、歯磨き粉も成分によって得られる効果が少しずつ異なりますので、むし歯予防のフッ素、歯周病予防の塩化ナトリウム・トラネキサム酸、殺菌効果のある塩化セリルピリジウム・塩化ベンザルコニウムなど効果的な成分の入っている物を選びましょう。
歯磨き粉選びに迷ったら、当院でもご提案することができますので、お気軽にご相談ください。

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